「環境ブームは終わった」 某鉄道会社のCMはなかなか俊逸なコピーである。 果たして、環境ブームなるものがあったのか? 無論、過ぎ去ったブームほど淋しいものはない。 そもそも「あれはブームだった」、と言って終わらせてはならない。 先のコピーは逆説的な表現なのだろう。 それが環境そのものへ、私たちの思いの丈としておこう。 |
環境問題が叫ばれたのは現在が最初ではない。 古くは産業革命時代のイギリス。 日本なら高度経済成長期の公害問題など。 数え上げたらキリがない。 歴史はその都度、時にうやむやに、時に回答も与えてきた。 その結果は常に時代へ反映され、その時々の現代を形作っている。 50年後、100年後、21世紀初頭の現在が評価されるだろう。 |
一昔前、良く聞かれた言葉に「不確実性の時代」というのがあった。 アメリカの経済学者ガルブレイスの名著の中の言葉である。 1+1が2ばかりでなく、もっと大きくも、逆に小さくなることもある。 時には消滅することだってあるかもしれない。 合併後の倒産である。 物理学(量子力学)では「不確定性原理」というものもある。 一方を観測しようとすると他方が見えなくなる。 並び立たないもどかしさである。 果たして経済と環境は並び立つであろうか? |
「感興(かんきょう)」とは、興味を感じ面白く思うこと。 あらゆる場に臨む時、感興こそ結果を導く糧となる。 「思惑」だけでは一過性かもしれない。 「戦略」だけでは想定外の出来事に頓挫するかもしれない。 「夢」だけでは白昼夢かもしれない。 感興を持ち続けることは大変難しい。 人は飽きっぽい。 よそ見もすれば途中下車もする。 経済だけでも環境だけでもいけない。 |
不確実で不確定な代表素材。 それが現在の生分解性プラスチックの姿である。 さあ、生かすも殺すもあなたの感興しだい!? |
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