大雪山系の花々 |
最終更新 2008年 7月21日 |
北海道中央高地・大雪山系に咲く花々です。 |
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チングルマとアオノツガザクラ |
下のエゾノツガザクラに比べアオノツガザクラはちょっと少な目。
決して珍しいというほどじゃないが目立たないので見逃しがち。
そして白花の高山植物代表は何と言ってもチングルマ。
大雪山系でのその量は裾合平や五色ヶ原など、どこに行っても呆れるくらいに多い。 |
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チングルマとエゾノツガザクラ |
雪渓をバックに咲くチングルマとエゾノツガザクラ。
旭岳姿見付近をはじめ大雪山各所でもっとも良く見られる名コンビ。 |
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ハクサンチドリ |
これは化雲岳から天人峡への途中「第一公園」に咲いていたもの。
大雪山では意外に見かけないような気がするが、単に私が見逃しているだけ? |
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イワイチョウ |
湿原や池塘の回りに群生し、ミツガシワの花弁の毛を取った感じの花。
咲く場所も花も両者は良く似ているが、なぜか同じ場所で見たことがない。 |
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ミヤマリンドウ |
よく見かける数個まとまって咲いた程度では、なんだかあまりパッとしない感じ。
でも、写真の株くらいまとまってくれると見栄えも良い。
普通はもっと紫がかってるのだが、この株は写真のようにかなり青っぽかった。 |
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ヨツバシオガマの白花 |
数えきれぬほど見たヨツバシオガマの中で、白花を見つけたのはこの2株だけ。
私の図鑑には白花の記述は無いのだが、違う種類なのか単なるアルビノなのか? |
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ヨツバシオガマ と キバナシオガマ |
赤紫のヨツバシオガマはそこら中に咲いているが、黄色のキバナシオガマはやや限定的。
平地に近い礼文島などでは50cm以上にもなるヨツバシオガマも、大雪山の風衝地では大きくても20cm程度まで。 |
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コマクサ |
高根ヶ原ならどこでも見られると聞いてはいたが、ホントに至る所で群落を作っている。
これはその中でも一番立派だった直径30cmくらいの株。 |
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チシマツガザクラ |
登山道の足下に咲く小さな花だが、悪天の中やたらと目立っていたのが印象的。
赤い蕾と白い花と、たくさんの雫を付けてキラキラ輝くような美しさだった。
こんなシチュエーションで陽が当たれば、宝石のように輝いたことだろう。 |
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カラフトゲンゲ |
下のイワオウギと同じく、こちらも直径1m以上にもなっていた立派な株。
色再現の難しい赤紫の花だが、この写真に関しては肉眼で見た実色の記憶に近い。 |
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ホソバウルップソウ |
すでに時期遅れで他の株がことごとく咲き終わりだった中で、唯一見つけた盛期を思わせる花。
群落からやや離れ、この株だけ登山道脇にポツンと咲いていたのも印象的。
それも姿、形、大きさ、どれをとっても他のどの株より立派な姿に感激した。 |
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エゾツツジ |
北海道各地の山でお馴染みエゾツツジ。
岩礫地に地を這うように生えるが、この赤紫色は写真での色再現がもっとも難しい色。 |
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イワオウギ |
マメ科の花はどれも似たような姿・形で見分けがつきにくい。
これは直径1mほどの大きな株で、岩礫地脇の草原で他を圧していた。 |
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チシマキンレイカ |
白雲岳避難小屋周辺から忠別沼にかけての岩礫地に良く見られる花。
特に忠別沼へのダラダラ登りの緩斜面に多いが、昔の簪飾りのような球形や半球状の集合花がかわいい。 |
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エゾタカネツメクサ |
白雲岳避難小屋周辺のお花畑にたくさん咲いていた花。
中心から放射状にたくさんの花を出し、パッと見はなかなか華やかな印象。 |
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ミヤマキンポウゲ |
湿地帯から比較的乾いた草原まで広く分布する花。
下のチシマノキンバイソウなどとも一緒に咲くことが多いが、こちらの方が花はグッと小さい。 |
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チシマノキンバイソウ |
エゾノリュウキンカなどと一緒に、こちらも同じような沢筋や湿地帯に群落を作って豪勢に咲く。
花も大きく見栄えも立派で大変良く目立つ好きな花の一つ。 |
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エゾノハクサンイチゲ |
お馴染みハクサンイチゲの北海道版変種。
忠別岳や化雲岳周辺で良い時期に当たれば、一面まっ白になるような群落が見られる。 |
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エゾオヤマノエンドウ |
オヤマノエンドウの北海道版変種。
オヤマノエンドウと比べ写真のようにたくさんの綿毛のあるのが特徴。 |
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エゾタカネスミレ |
間宮岳から荒井岳周辺の岩礫地一面に咲く花。
地面を覆い尽くすという訳ではないのだが、その数には圧倒される。 |
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チシマクモマグサ |
標高の高い尾根筋の岩陰や岩礫地などに咲く花。
地味でやや気づきにくいが、じっくり見ると何だかかわいい表情の花だ。 |
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イワブクロ と メアカンキンバイ |
夏の大雪山では比較的標高の高い尾根筋にたくさん咲くイワブクロ。
縦走すると至る所で出会い、もう少し青っぽい花もある。 |
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イワウメ |
左上のウラシマツツジなどと一緒に、岩礫地の隙間を埋めるように固そうな小さな葉をびっしり広げる。
この株は咲き始めのようだが、盛期には葉が見えなくなるほどたくさんの花を出す。 |
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エゾノリュウキンカ |
雪渓が溶け出す沢筋や湿地に群落となって、葉が開ききらないうちからいち早く咲く花。
場所によっては沢一面を覆い尽くすような大群落も見られる。 |
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イソツツジ(ヒメイソツツジ?) |
いくつもの小さな花が球状になって、あたり一面に咲き誇るタイプの代表的花。
火山性の強酸性土壌にも強いということで、大雪山では旭岳中腹の姿見から裾合平にかけて多い。 |
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エゾコザクラ |
北海道を代表する高山植物としてその代名詞の一つエゾコザクラ。
他のコザクラ類に比べ葉が小さく花が大きい。
花色も濃い目が特徴だが写真の花はそれほどでもなかった。 |
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ハクセンナズナ |
「なんじゃこれは」と思って写真を撮るが、後で調べたらこれも立派な高山植物であると判明。
アブラナ科に属する1属1種の希少種らしい。撮っといてよかった。 |
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ジムカデ |
ごく普通に見られが小さな花でうまくまとまって咲いてくれない。
写真として収めるのは難しい部類?。思いっきり近寄ってみた。 |
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メアカンキンバイ |
名前の由来は道東の雌阿寒岳から。
一面に咲き誇るというより、岩礫地に写真のようにかたまって飛び地的に咲くことが多い。
バックの白い影はイソツツジの群落。 |
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エゾノツガザクラ |
至る所に大きな群落を作るエゾノツガザクラ。
一面豪勢に咲いてると遠目にはピンクの絨毯のよう。 |
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キバナシャクナゲ |
同じ7月中旬でも98年は咲き終わりでまったく無かった。
ところが、2003年は大雪山中の各地で盛期にぶつかった。
なかなか時期を見極めるのは難しいものだ。 |
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ミツバオウレン |
ハイマツの下、薄暗い中で咲く可憐なかわいい花。
それと知って覗き込まないと気付かない? |
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アオノツガザクラ(黄緑)とエゾノツガザクラ(赤) |
交雑種が非常に多いというツガザクラ。
写真のように一緒に咲いてる所も多い。 |
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コケモモ |
釣り鐘状の小さな花。
登山道の足下に良くあるので、時期さえ合えばなかなか賑やか。
秋に実る赤い実から作るコケモモジュースやコケモモワインなど観光地ではお馴染み。 |
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チングルマ |
お馴染みのチングルマ。右はクローズアップ。
どこでも見慣れた花だがアップで見るとなんとも華やか。 旭岳裾合平や五色ガ原の大群落は有名。 |
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