藤 田 峠
最終更新 2006年1月21日
 

峰峠と同じく甘楽町秋畑と富岡市南後箇を結ぶもう一つの峠。

場所によっては峰峠に負けず劣らず細いが、こちらは一応県道124号線。

 
昔の地形図はこちら
 
藤田峠道入口峠方面入口
梅の木平から約2.5km入ると写真の三叉路があり、右折する県道124号が峠道となる。
標識には「軽車両以上は通り抜け出来ません」の表示が。
峠道下部峠道下部
これは入口方面を振り返ったところ。
道幅もあり通行に支障はないが、ご覧のような日陰のため冬期は凍結に注意。路肩の雪も遅くまで残る。
馬頭観世音石碑馬頭観世音石碑
自然石に彫った馬頭観世音の石碑。
人家が途切れた先の右側上部にある。
ヘアピンカーブヘアピンカーブ
このヘアピンの前後だけ道幅が異常に狭い。
幅約2m程度。
急カーブと急傾斜で、ここを通過するときはほとんどの車はタイヤがスリップする。
四駆や回転半径の大きな車は切り返しが必要な場合もありそう。
藤田峠藤田峠
甘楽(秋畑)側からの藤田峠頂上。
残念ながら甘楽側の展望はない。
峠より富岡側の展望峠より富岡側の展望
逆に、峠の富岡側は開け展望もまずまず。
頂上付近は狭く駐車不可。
写真のようにわずかに下がった路肩を駐車スペースとして利用する。
但し、工事車両や地元車の通行に障害とならないよう気をつけよう。
キャンプ場方面への入口藤田峠森林公園キャンプ場方面
こちらの道もキャンプ場前を通って南後箇に続く。付近は小ピークを巡る遊歩道もあり、車道は南後箇まで全面舗装完了。
富岡側からの藤田峠富岡側からの藤田峠
付近はりんご等の果樹園となっていて、点在する家の中には売店もあるようだ。右側の鞍部が峠。
 
峠方面へは秋畑の中心街梅の木平から右折する。峠道は甘楽側約0.8km、富岡側約2.4km。いずれも全面舗装済み。
甘楽側の一部は道幅が極めて狭く、峠道入口には「軽車両以上通行禁止」の標識もある。とは言え、2005年末現在、その極細道の拡幅工事中。地元にとって富岡方面への重要なショートカット道として、朝夕など車の往来もけっこうあるようだ。車のすれ違いは部分的に広いので譲り合いで可能。尚、それでも普通車以上の車は避けた方が賢明だろう。
富岡側の峠道は杉林内の急坂。斜度は甘楽側以上にきつく、冬期は薦められない。
 

こぼれ話

富岡側の峠付近はリンゴの果樹園で有名。シーズン中は即売されることも。

峠には藤田峠森林公園キャンプ場への入口も有る。舗装工事も完了し、キャンプ場入口、展望台、峰峠入口(湧き水があり水汲みの人がいることも)と過ぎ、同じく南後箇へ下ることとなる。
富岡市営のキャンプ場はバンガロー等が整備され、付近は森林公園として沢遊びや森林浴が楽しめる。

尚、現在県道となった峠道そのものはやはり峰峠と同じく、元々は秋畑と富岡を結ぶ交易路だったと思われる。

 
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