生分解性プラスチック&環境掲示板過去ログ4/2002年1月〜3月
注記) ログ本文は原文のままの掲載です。各リンクは生きてますが、その後の削除・移動等により切れてる場合も考えられますので、ご了承ください。
3月29日<金>18時2分:将棋さん
>シュウさん
1に付いて私なりの意見を述べさせていただきます。
生分解性を持つプラスチックと持たないプラスチックの境界線は難しいと思います。単純に微生物によって分解(資化)されれば生分解性、なければ生分解性なしだと思います。
それにつけたして、生分解され易いものとそうでないものは、はっきりとは区別できませんが一般的に親水性が強いものほど生分解性が高いのでは?(疎水性が強いと働く酵素があまり存在しないのではないか?なんたってほとんどの酵素は親水性だし、人間の酵素もほとんどが水の中で働いている。だからヒドロキシル基を持つと生分解性(親水性=親和性?)が高まるのかも知れない・・・)、また、少し温度についても考えたので書きます。間違っていたらすいません。基本的に融点が低いほど生分解され易いと考えられます。それは生分解も化学反応のひとつと考えると、一般的に融点の低いポリマーほど反応されやすい、つまり高分子量体や機械物性に優れたポリマーは生分解されにくい傾向にあるように思います。
そして、ゴムは生分解性があるのかということですが。天然ゴムはあるでしょう、しかし、加硫ゴムにはないきがします。間違っていたらすいません。
また一般には分子構造によって生分解されるものとそうでないものとに分けることができるかもしれませんが、生分解のされやすさは生物が関与している以上分子構造によって一概には言えないと思います。また、馴養された微生物などによる分解などの例も報告されていることから一概には言えません。
最後に私の感覚的な印象だと微生物と親和性の良いものほど生分解性が高いように思います。どうなのでしょうか?
3月28日<木>23時57分:Lawrence
Kat.Shijoさん
生分解性プラスチックと聞いても一般的に非常に理解しずらい。要するに地球環境グリーンアースの観点からその使用のメリットがでてくるのか懐疑的である。
即ち、元来がプラスチックである以上は精製と表現していいのか製造なのか
分からないがこのプラスチックを作る原点は石油化学にある以上は付け火して火事を消すようなものである。
もっと、プラスチックでないと使用存在価値が出てこない上に使用した後の再生又は廃棄上にて有利性が欲しい時にこのプラスチックのニーズが自ずから生じて来るものと思われます。
以上
3月27日<水>20時29分:せれさん
だださん>
口元白化が特許で使えないときは
口元をポリカーボネートで作ってたそうです。
そういうのをインサート成型というのかな?
3月27日<水>19時40分:だださん
せれさん>
Yさんは特許が切れる前からあちこちに使用認可を出してましたよね。
インサート成形は私の勘違いかもしれませんが、口元だけ別に作ってくっつけるというのを
本で見たような気がします。
RITTZさん>
黒着色で分解性を付与出来るのですか?ちなみに私は黒着色用のマスターバッチを扱っていますが・・・。
私が聞いているなかで最近一番HOTな話は白黒以外の農業用フィルムですね。残留物について何なら許されるのかという基準が無い為にあれこれ要求が来ています。
こういうケースの時、ウチは誰がどんな基準を求めているのか明確にならないと試作をしないようにしていますが
他社さんはBPSのPL通るよ、の一言で何でも使っているように聞きます。
他社さんが悪いと言っているのではなく、誰かもっとハッキリしたガイドラインを作ってくれないかなぁという
愚痴ですが・・。
3月27日<水>14時24分:Rittzさん
どもども。
>シュウさん
1,2については的を得ているお答えがありそうなので。
3について。
農業用途では、保水性のある生分解性フィルム及びシート
が求められております。
私の知る範囲では、現行の土壌の保温シートの代替えでの用途で、雨ざらしに遭っても
醜くならないようなシートの開発はいくつかやっているみたいですが、
・着色(主に黒)シートにするための生分解性の付与(無着色シート自体に比べて)
・コスト(家庭用小売りレベルでなく農業普及レベルでの・・・)
がハードルみたいです。砂漠化を防ぐためのおむつのような吸収性の期待も一部あるみたいですが
製品化までは話はきいてません<もちろん食品用途よりは現状進んでいる分野です。
繊維化したシートの開発も同様の目的であるみたいです。
水分吸収、保持だけでなく、現在は水分易放出の分野も注目されているようです。
とまぁこれくらいで(笑)
3月27日<水>13時16分:せれさん
だださん>
Y工業所の特許は期限が切れてるはず。
だから、他のメーカーもやってるんです。
口元だけのインサート成型とはどのような方法でしょうか?
3月27日<水>8時59分:管理人さん
>シュウさん、だださん
BPSによる生分解性プラの定義はだださんも仰るような内容です。
化学的な内容は不得手なのでシュウさんへ直接のお答えにはなりませんが、他でも述べてる提案をここでは一つ上げておきます
BPSの生分解性プラ定義ですが分解の結果は述べられていても、時間的なコメントは明記されていなかったと思います。
つまり分解までに1年かかっても30年かかっても、最終的に水と二酸化炭素に分解されればどちらも生分解性プラと言って差し支えないこととなりますね。
でも、一般的にはやはりちょっと首を傾げますよねー。
そこで業界関係者にはお願いですが、JISなどの決められた試験方法で、たとえば「半年以内に決められた大きさの試料が重量比で80%以下となること」などと言うような、時間的制約も入れてほしいのです。
みなさんいかがでしょう?
>せれさん
カキコ&情報(ご意見)ありがとうございます。
了解しました。
色々これからも教えてくださいね。
3月27日<水>8時22分:だださん
せれさん>
Y工業所の特許ですよね。口元白化って。口元だけのインサート成形もあるようですが
国内でやってるメーカーさんってあるんでしょうか?
口元が透明のボトルにお湯を注ぐと、なぜ口元白化が凄い技術なのかよくわかりますよね。
3月26日<火>18時54分:せれさん
PETボトルの製造メーカーで開発にかかわっています。
口部を白化(結晶化)させているのは耐熱性をあげて口部の変形を防ぐためです。
なぜ白化させてるかは、飲料により高温(85〜90℃)充填で充填するためです。
高温で充填する理由は熱殺菌するためです。そのためボトル胴部もわずかですが
結晶化させて耐熱性をあげてます。そのため口部が白いボトルは
そうでないボトルよりも透明度が悪いはずです。
3月26日<火>12時59分:だださん
詳しくはわかりませんが、生分解とは水と二酸化炭素に最終的に分解されるものをさしているのでは?
これで行くと一般プラでも生分解性を持ったものもある、という文献を見たような気がします。
間違いだったらすいません。分子構造から生分解とそれ以外っていう分け方は出来ないのではないでしょうか?
これも良くわかりませんが・・・。
3月26日<火>9時1分:管理人さん
>シュウさん
カキコありがとうございます。
とりあえず私が分かりそうなとこだけ^^;↓
質問2の生分解性プラの耐熱性は「帯に短したすきに長し」ではないでしょうか。
無負荷状態で形状を維持する、という意味では多くの生分解性プラが100℃前後まで耐えます。
しかし、少しでも力が加わると変形し元の形を維持出来ません。
PLAなどは自重でも変形しちゃいます。
他にセルロース系生分解性プラの一部のように、生分解性プラとしては高い250℃前後で成形するものもありますが、耐熱性が良いかと言えばそうは言えません。
耐熱クリープに対して弱いんです。(永久変形を起こしやすい)
静的なものと動的なものとでも変わるでしょうし、結果として常温内でしか使えない、あるいは用途による、などという答えになってしまいます。
元々耐熱性という言葉自身、何に対しての耐熱性か、ということでも答えも変わってくると思いますが。
3月25日<月>18時25分:シュウさん
お久しぶりです。申し訳ないのですが、皆様の知恵を頂きたくカキコします。3点質問があります。よろしくお願いします。
1.生分解性を持つプラスチック(PLA等)と持たないプラスチックの境界線はどこなのでしょうか?私の感覚的な印象だと、分子間の結合が強いとか、−OH基etcをもつことが影響していると感じているのですが。。。 というのも、”ゴム”は生分解性をもつのかな?から、この疑問が湧いてきました。
2.PLAの生分解性プラスチックの耐熱性は60℃くらいまでと思いますが、PHB、PBSやPCLの耐熱性はどのくらいあるのでしょうか?
3.過去にこの掲示板で話があがってましたが、水保持剤用の生分解性プラスチックの開発は現在どのくらいまで進んでいるのでしょうか?
まだまだ、勉強中ですので、質問ばかりになってしまいますが、よろしくお願い申し上げます。
3月24日<日>18時10分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/consul/consul.htm
これから生分解性プラを試してみようかと構想中のみなさん。
いったい、どの生分解性プラを使用したらいいのか迷っていませんか?
そこで、いくつかの質問にYES・NOで答えていけば希望する生分解性プラが見つかるという、優れもの(ホントかいな?)ぺーじを開設しました。
材料選択にお困りのみなさん、一度試して見てください。
↑上のリンクからどうぞ。
開設したばかりの「生分解性プラQ&A」ページですが、あまりに素っ気ないので早くも全面更新しました。
掲示板からもリンクを追加しましたので、この素材に興味を持ったというみなさん、上↑の「Q&Aはこちら」よりお入りください。
3月21日<木>0時12分:ひろみっちさん
>だださん
はは〜〜ん。なるほど!!でございます。ありがとうございます。
以前とある学会に参加したときに、そのようなことを語っていた方がいらっしゃったので
リサイクルってどう?思ってました。
本当にリサイクルについても「一概に」の一言では語れませんね。
やはり、まだまだ勉強させていただきます。よろしくおねがいしますね。
3月20日<水>15時28分:だださん
PETのリサイクルですが、ポリマーリサイクルは何度リサイクルしようが全く問題はありません。
要は石油に戻すイメージですので勝負はコストだけです。回収、濾過、等々の費用がバージン材と
比較して何処まで下がるのかがポイントです。
マテリアルリサイクルだと、IV値(粘り気)の保持、コンタミが問題として残ります。
分別洗浄後の材料をペレタイズするだけの再生PETだとPETボトルは大概白化します。
現段階でBOTTLE TO BOTTLEのリサイクルは行われていないと認識しております。
かつてリターナブルボトルということでPAN、PENが出ていましたがリターナブルにする為の
回収環境が整備出来なかった事と、ビン・缶とのバリア性の差、環境破壊等で消えてしまいました。
PENはPETとリサイクルを同時に行える様に言われますが実際は危険です。結晶化温度の違い
からPETを白化させます。PENボトルのリターナブル試験では7回までは大丈夫だった様です。
3月20日<水>14時32分:ひろみっちさん
みなさまお久しぶりです。
この一年間生分解性プラの勉強をしてきて、勉強すればするほど奥が深いというか、やっぱり色々難しいな、問題があるんだなと思っちゃいますね。
コストにしてもある程度普及するくらいには下がらなきゃお話にならないだろうし、
かといって下がりすぎると使い捨て感が高まってしまいそうですものね。生分解するからって気軽に捨てて物を大切にしてもらえなくなっちゃうとイカンですものね。
何をどうすることが環境にとって一番いいことなのかを、作る側も、使う側もしっかり選んで汎用プラと生分解プラで共生していかなきゃいけないんだなあと、つくづく感じています。
さてPETのリサイクル設備が・・・というお話ですが
プラのリサイクルするときってリサイクル品だけでは強度がおちてしまうから
新品の樹脂を混ぜなきゃいけないというお話を聞いたのですが
そのあたり再生紙みたいなものなのでしょうか?
つまり、リサイクルに耐えられる回数みたいなものがあるのでしょうか?
3月18日<月>8時58分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/qa/qa.htm
みなさんカキコありがとうございます。
>BARさん
固有名詞の件、要はTPOということですので、ご了解いただければOKです。
先方より回答あれば、是非ご報告ください。
>hideさん
コスト云々のお話はだださんも仰るように、現行の生分解性プラで汎用プラに対抗出来るものはありません。
比べるプラにもよりますがPP・PE等との比較では、おそらく将来的にも2倍を下回ることはかなり困難かと思われます。
やはりだださんが仰ることの繰り返しになりますが、代替えということの他に、生分解性プラならではの独自の商品戦略も考えていきたいですね。
これまでのプラスチックでは真似の出来ない商品分野とか。
>だださん
いつもありがとうございます。
固有名詞がタブーということではなく、↑でも言いましたTPOですので、その線でご了解ください。
>ALL
この掲示板を含めこれまでいただいたご質問の中から、特に代表的なものを選抜してQ&Aページを作りました。
↑のリンクよりお入りください。
3月17日<日>23時16分:hideさん
ご回答有難うございます。価格の問題にふれてしまいましたが、実際のところ、これから資源とかエネルギーの問題を考えたとき、この分解プラスチックを市場にどの程度供給していくかということが前提にあると思います。今、国内の気温は確実に上昇しています。空気もよごれていると感じます。次の世代に良い環境を残すためにも、環境に良い原材料を使用していくことが重要であると考えます。まず、量的面は別として、現段階で汎用樹脂にどの程度代替していくべきかどうか、環境面を考慮して対応していくことが大事ではないかと思うのです。現在、価格的に汎用樹脂に代替できる商品があるとすれば環境面、リサイクル面等を考慮して取り入れていくべきと考えます。
3月16日<土>19時55分:だださん
HIDE様
私の知る限りでは存在しません。また、もしあったとしても04年には又負けてしまうでしょう。
個人的な意見ですが汎用樹脂市場を生分解に変えるという発想ではこの市場は発展しないと
思うのです。生分解ならではの市場を作り上げる環境が必要だと感じています。
管理人様
大変失礼しました。企業名、個人名はタブーですね。私も所属する会社名は出せませんから・・。
過去には、知ってる人に見られると一発でばれてしまうような事も書いてしまいましたが・・。
生分解市場って本当に難しいなぁと最近強く思うようになってきました。なぜなら全てコスト
優先なんだもん・・・・。
3月16日<土>12時54分:hideさん
現在までの普及されている、またはこれから普及されようとしている分解性樹脂で一般汎用樹脂とくらべてコスト的に対抗できる商品はあるものでしょうか?
3月16日<土>11時44分:BARさん
>だださま
情報ありがとうございます。
一応、新聞発表された事ですから、今度はストレートに事情を伺うつもりです。
公式な返答が得られれば、後日報告します。
3月16日<土>11時38分:BARさん
管理人さま
>しかし発言により誤解や思いこみを生じさせては困りますので、特に社名など固有名詞の扱いにはご注意下さい。
了解しました。
ただ、上記のような注意をした上で、「公知」の情報については、できるだけ固有名詞にて情報を交換するような掲示板にしましょう。
このような生分解に特化した掲示板であるからこそ、共有できる情報は重要と思われます。
よく他の掲示板などで、一部の人には分かると思っているのか、○×社とか○○化学とかの表現をする人がいますが、分からない人には意味のない事ですし、匿名にしているからといって、かなりひどい事を書いたりもします。
3月16日<土>8時59分:管理人さん
>BARさん、だださん
立場上私からはコメントし難いのですが、過渡期又は発展期には多少の勇み足もあるかもしれません。
しかし発言により誤解や思いこみを生じさせては困りますので、特に社名など固有名詞の扱いにはご注意下さい。
もっとも紹介や声援など、肯定的なお話をする分にはいっこうにかまいませんが。
3月15日<金>16時3分:だださん
BAR様
大日精化さんは私の競合になるのであまり色々書くと営業妨害になってしまいますので
突っ込んだ表現は避けますが、あそこはいつもそんなもんです。期末が近いとこの業界では採算の
悪い関連会社の売却と新市場向け製品確立の新聞発表が目立ちます。中身を探ると今回のようなケースが多いのですが。
まあ、そんなところでしょう(変な文章で申し訳ありませんが)
我々の会社でも似たような事はありましたし。
社名を明かさずに(コンサルティングの仕事と言ってましたが)生分解着色剤の現状を教えて欲しいという
あやしーいメールが会社の広報を通じて送られて来た事があります。住所もあいまいで。同業他社のようでした。
いろんな人たちがいますなぁ〜。
3月15日<金>13時36分:木綿屋楽器さん
お久しぶりです。管理人さん。
食肉スキャンダルで沸き返る世相の蔭で、ひっそりと名門企業が
歴史を閉じました。。。。。ナカミチ、ついに倒産。
>http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/800.html
哀しいですなあ。かつてレコード盤といやぁ、永久に朽ちぬ素材が
求められたのでしょうが、きょうび生分解する樹脂すら求められる
時代の変わりようですもんねえ…と、無理やりコジつけてみました。
3月15日<金>10時34分:BARさん
この間から、大日精化が生分解性のコート剤を「世界初」で開発したとの旨が新聞発表されております。
商品名は「バイオテックカラー」、バインダーは天然ポリエステルとコーンスターチ系、色は白、黒、黄、赤、青、緑など・・・
かなり詳細に発表されていますが、サンプル、カタログなどを問い合わせてみると、「新聞発表が先走って詳細はまだ・・・」とのトーンダウンな返答。
今回は間にワンクッション置いてコンタクトを取ったのですが、「何か」あるのかなと思ってしまいます。 どなたか情報ありますか?
3月15日<金>9時10分:管理人さん
>MASAさん
お待ちしております。
>だださん
う〜ん厳しいなー。
でも仰る意味は良く分かります。
とにかく楽観視出来ないこれまでの流れというか状況があることは否定出来ません。
さてでは、これまでの流れをかえるには・・・・?
あるいは新たな流れを作り出すには・・・・?
それを考えていきましょう。
3月14日<木>16時28分:MASAさん
>たださま
貴重なご意見有難うございます。
これから独自の勉強と日本も含めて各国の市場の動きを見ながら投資判断をして行きます。
明日は勉強のため管理人さまの所へお邪魔いたします。
今後とも宜しくお願いいたします。
3月14日<木>8時30分:だださん
MASAさん>
生分解市場はこれからです。先陣を切って市場を押さえるという事も重要ですが、
今のポリマー市場はあまりにも流れが速すぎます。
APEL、PEN、B−PET、PET−G etc・・・色々な樹脂がそれこそ市場を変える!という売りで
上市されてきましたが生き残っているのはPET−Gくらいではないでしょうか?
当然既存の汎用樹脂メーカーの踏ん張りもあります。04年の関税撤廃による市場の激変に生分解が生き残れるのか?
という大問題もあります。(廃棄燃焼カロリーを押さえる方法が確立すれば安い海外樹脂が市場を確立する?)
等々04年以降まで静観するのが正解かな?と思います。
3月13日<水>8時44分:管理人さん
>だださん
色々フォローありがとうございます。
リサイクル&分別という話は仰る通り、一般プラばかりでなく生分解性プラにとっても大きな課題ですよね。
グリーンプラマークなども一応整備されつつあるものの、知名度は未だ業界内のみと言ってもいいでしょう。
将来販売が始まるかもしれない食品トレイのような製品でも、従来のやり方では一般プラとの見極めは困難です。
知名度アップ策はもちろんですが、金型にも大きなグリーンプラマークを彫り込んでおくとか、パッと見で分かるようなルール作りをBPS等にお願いしたいところです。
余計な手間だとは思うけど、ゴミ袋のようなフィルムだって印刷しなくても型押しくらいは出来るんじゃないかなー?(部分的な強度劣化になるかな?)
そう言う意味でも行政を抱き込んで云々という話は、火が消えないうちに具体策を模索してほしいですね。
もちろん私たちも含めてですが。
>MASAさん
現段階で生分解性プラを事業とすることは、大きな冒険であることに違いありません。
だださんも言われるように、まずは現状など良く良く見極める事をおすすめいたします。
尚、間違ってしまったという2回分は削除させていただきました。
3月13日<水>0時28分:MASAさん
>管理人さま
すいません操作不手際で2回も名前だけ送信してしまいました。
たださんん初め管理人さま及び皆様。
素人の私に質問に丁寧なご回答有難うございます。感謝!
私から見るとやっぱし生分解性樹脂は将来性を持った素晴らしい代替化石素材に見えます。
未だ技術的に不満足な点はあるかも知りませんがこれは商売としてマダマダ他社と差別化出来る可能性があると見れば大変魅力的な素材だと思います。
今後私も勉強しますので仲間に入れてくださいませ。
3月12日<火>13時31分:だださん
管理人様、ご苦労様です。現状の生分解樹脂使用量多い順で市場を並べると
@農業用フィルムAゴミ袋 その他(園芸用品・封筒の窓等々)でしょうか?
今後夢と希望をこめると
@農業用フィルム(現状PEは5万t弱ある)A食品容器Bその他
といったところでしょうか?
食品容器も実は危ない所にきています。帝人松山にPETのポリマーリサイクルプラント
が設置されるニュースをご存知でしょうか?
これが稼動し、他の樹脂メーカーが追随するとPETは回収さえ出来ればフルリサイクル樹脂
になれるのです。色をつけようが印刷しようが環境に優しいモノになってしまうのです。
それはそれでいい事なのですが、他のプラスチックとの分別目安を設定し難い生分解プラより
PETを使おうと言う企業が増えるような気がしませんか?
私がもし会社を興して事業を行うとしたらリサイクルの会社にしますねぇ。
現状では生分解の会社は作りません。
ちょっと今日は否定的な意見ばかりになってしまいましたが、要は今のままで生分解樹脂を
増やそうというのは限界と言う事を言いたかったのです。
もっと行政を抱き込んで、各樹脂メーカーも協調しあっていかなければ厳しいと感じています。
3月12日<火>12時13分:管理人さん
あっ、今度はRittzさんとニアミスだ。
カキコありがとうございます。
いずれにしても乳酸系ですよね。
仰るように、どこがフンギリつけるか、冒険者か?パイオニアか?という問題かもしれません。
3月12日<火>12時5分:管理人さん
http://www.kitamura-chem.co.jp/index3a.html
何だか↓の管理人書き込み、矛盾してる所があるようなので・・・^^;ちょっと説明。
ペパマックはPLAにパルプを混合して、剛性や耐熱性など諸々の改善を図った生分解性プラです。
例とした食器としての利用など、一般的な食事に伴う温度(70℃程度まで)には十分実用になります。
但し、熱水中で応力をかけたりしてはダメで、そのような用途では優しく扱わなくてはなりません。
何とか妥協出来るとはそう言う意味です。
また食品用の安全基準をクリアした数少ない生分解性プラですが、自社サイトでも話があるように保証されたものではありません。
詳しくは↑のリンクよりご確認ください。
トヨタの件もペパマックのようなプラであれば実用の可能性はありますが、一般的にはナチュラルでの利用でしょうから、やはり耐熱性が問題となるでしょう。
以上、言葉足らずへの追記でした。
3月12日<火>12時1分:Rittzさん
どもども。
<食品用の安全基準
私も情報少ないですが、某14万tのPLAは
FCNのTable2
のB〜Hまでこの1月に通ったので食品ダイレクトコンタクト可能みたいです。
まぁ、グラスや20号からは一歩前進ですね。
あとはオレフィン協会のポジティブリストですが、まぁ問題ないかと。
使えるメドは経っているので利益無視でどこが使うか?になるかと・・・。
メリットは今のところ小さいですが(笑)
3月12日<火>9時9分:管理人さん
おっと、だださんとニアミス。
トヨタの件、厳しいようですが私もだださんに同感です。
トヨタのお手並み拝見と、このサイトのどこかでも書きましたが、真夏の車中で耐えられるのかと問われると懐疑的にならざるを得ません。
逆にだからこそ、ちょっと期待を込めてもいるのですが・・・・
3月12日<火>8時59分:管理人さん
http://www.bpsweb.net/
>だださん
なるほど、やはりやってましたか。
かく言う私も射出成形では色々ブレンドしてやってましたが、いずれも化学的知識が無いものだから、出来た製品が良いのか悪いのか判断しようがなかった。
フィラー入りPLAとして射出用としてはペパマック(北村化学産業)など、まずまずの耐熱性が得られるようになってきました。
一般的な食器類程度だったら何とか、まあ、かろうじて妥協出来るかなとも思います。
食品用の安全基準では未だ多くが溶出試験さえ難しいくらいですからねー。
環境ホルモンのように極々微量でも問題となるものがあると、もう一切ダメ、という判断基準になっちゃうのかもしれません。
材料業界からのかけ声は大きいけど、使う側の企業としてはよほどリスクを覚悟しないと食品関係ではまだまだ難しいのではないかと、個人的には思っています。
その後の狂牛病やラベル騒ぎで益々市場の目は厳しくなってるでしょうし。
>MASAさん
カキコありがとうございます。
ご質問はいずれもなかなか難問でして・・・・^^;
量的なことはともかく売上と言われると・・・、果たして資料があるのかどうかも分かりません。
更に言えば利益を出してる企業があるのかどうかも。
っということで、まずは業界団体でもあるBPSサイト(↑のリンク)など覗いてみてはいかがでしょうか?
かなり長い文面ですが、年初の「大いに語る」などという資料もご質問に対して参考になるとは思います。
3月12日<火>8時57分:だださん
>MASA様
市場規模は管理人様にお任せするとして、トヨタの件は当面動かないでしょう。
彼らはPLA系を選択しましたが、内装用として使用するには温度がもたないといわれています。
業界ではトヨタは急ぎすぎたと言われています。決して脅しとは取って欲しくないのですが
生分解樹脂はまだまだ博打です。単純に成形をビジネスとすると相当厳しいと思われます。
ベンチャーで生分解を扱い、体力が続かず撤退した会社を幾つも見てきました。
3月11日<月>14時55分:MASAさん
>管理人様
生分解性プラに関して全くの素人の私ですが・・。
ご質問をお許し下さい。
・売上市場規模について
1現在国内の市場規模は売上でどの位ですか?
2生産量規模で国内のベスト3は何処と何処と何処ですか?
3海外ではヨーロッパ&アメリカの市場規模は売上でどの位ですか?
4ヨーロッパの中で特に環境にうるさいドイツの市場規模は売上でどの位ですか?
・今後の市場変化について
トヨタ自動車は生分解性プラ内装品を2002年から量産を開始するとなっていますが今後の各自動車メーカ内装品に対する生分解性プラの普及率はどう変化すると予測していますか?
余りにも幼稚なご質問で失礼とは思いましたが私は今後、生分解性プラを核にある途上国で雇用を数百人創る事業を起したいと考えていますので宜しくお願い致します。
3月11日<月>11時57分:だださん
>管理人様
意外や意外、PBS系は殆どの生分解樹脂に使用可です。PLA系との掛け合わせは日常的になってますし。
そういう意味ではビオノーレは伸びるでしょうね
発泡、食品用・・・・耐熱性の改善が出来ないと無理とよんでます。フィラーを入れて耐熱性を上げたものも
色々考案中と聞きますが、02年中にはまだ中途半端なものしか出てこないのでは?
それと食品用に使う為の安全基準ってありましたっけ?生分解で・・。もちろんザルで有名なPLは除いて
3月11日<月>8時39分:管理人さん
みなさんカキコありがとうございます。
生分解性プラの中では最も進んでるはずのフィルムも、個々には色々課題が山積みであることが分かりました。
各々各社各人展開しようとする市場にもよるのでしょうが、そのような課題の中から誰かひらめいて新しい方策など発見していただければ、この掲示板の幸いとするところです。
発泡分野も同じ、って言うかもっと初期段階で、希望とする形状で発泡させることすらまともに出来ないのが現状です。
水面下ではやはりRittzさんも仰るカップラーメンやトレイ、緩衝材などで研究が盛んですが、まだまだ市場に出てくるまでには時間が掛かるでしょう。
ところで、乳酸系とPBS系って混ぜちゃダメかしら?
化学素人には分からんのだが、誰か教えてm(_
_)m
3月8日<金>15時51分:Rittzさん
結構賑やかな掲示板ですね(笑)
>管理人様
こちらこそ、宜しくお願いいたします。
はっきり言って、包装用部品、中でも極めてインパクトが高いと思われる、
食品などの普及用途に関しては、某輸入品(笑)のコスト以外では難しいとの見解です。
(まぁ、それでもまだ高いのですが・・・)
フィルム用途でもBARさんのご指摘のようにコストを抑えて耐熱性改善を検討しておられる
みたいです。
発泡に関しても知識がおありのようで、また教えてくださいませ。
(といっても、こちらは発泡カップ(ラーメンカップのようなもの)に興味があるのですが(笑))
>BARさん
宜しくお願いします。
ガスバリア性(O2-TR)に関して言えば、PLAはそんなに悪くなく、むしろ優秀な部類ではないでしょうか?
もちろんEVOHや蒸着フィルムには隔たりがありますが。
市場への展開と考えれば、水蒸気バリアですね。もちろん、スカスカです。
こちらの改良がなんとかなれば・・・O2-TRの雰囲気下による差も縮まってくると思ってます。
まだまだコンバーターの世界では研究所レベルですが、
案外商社は水面下で動いているみたいです。
うちもそろそろ真剣に考えんと・・・(笑)
3月8日<金>10時17分:だださん
BARさん>
色々な顔料が世にありますが生分解に限らず、分散性も大きく特徴が出ます。
顔料が均一に分散しないとフィルムの膜裂けの原因になってしまうのです。
PLA系のバリア性は食品用として考えると現状のオレフィンとの差が歴然です。
もっとはっきり言うと現状スペックに対してはその生分解樹脂もスペックインはしないと思われます。
3月8日<金>9時20分:BARさん
>Rittzさん
包材の評価関係の方がいらっしゃって心強い限りです。色々と教えて下さい。
私も現状ではポリ乳酸のフィルムしか扱ったことはないですが、コーティングを考えると耐熱性が必須性能でしょう。 現状でも苦労しているのに、これ以上耐熱性が悪いフィルムだとほとんど絶望的に思えます。
ところで、食品包装としてのPLAのガスバリアー性はどの程度として捉えられているのでしょう。
3月8日<金>8時38分:管理人さん
みなさんカキコありがとうございます。
>Rittzさん
はじめまして。
包装用部材や発泡部材は生分解性プラにとって大きな目標市場の一つです。
私は発泡の方で多少首を突っ込みましたが、今のところ挫折状態 ^^;
包装用の方はあまり詳しくありませんので、今後ともよろしくお願いいたします。
ちなみに、短期的にはやはり乳酸系かな?
PBS系や澱粉系との差は一長一短ですが、目先の価格を考えると例の輸入品が突破口になるかもしれません。
3月7日<木>19時41分:Rittzさん
はじめまして。
生分解性樹脂とそれを用いたフィルム、繊維に興味を持つ者です。
主に包装用部材としての生分解性樹脂の評価を行っていますが、
価格、成形性等の面で注目の集まるPLAがここでも話題の中心なのでしょうか?(笑)
インキの話題は少し面白かったです。これからの分野ですね。
包材としての生分解性樹脂の評価は当方も進んでおりますが、
やはり遅々としてポリ衛協その他の衛生性、コンポスト評価などが進まず、
情報を片っ端からとっております。
可能性があると思われる分野ですので、宜しくお願いします。
3月7日<木>17時53分:BARさん
単純に食材用の色材ではできないものなんでしょうか。
高温下での熱安定性とかポリマーとの相溶性が問題になるんでしょうか。いずれにしろ、現状、生分解フィルムへのコーティングではそんなに熱はかけられません。
MANOUKIAN社のBIO INKではグリーンはChlorofille Green ブルーはIndigotine Blueとなってますね。
3月7日<木>13時38分:だださん
生分解樹脂への着色について、着色と印刷ははっきり分けた方がいいでしょう。
極端に言えばロールで練って問題ない程度のモノがインキ、成形機と同じ押し出し機を
使用する、すなわち高温、高圧状態に耐えられるものを使っているのがマスターバッチ
になります。使用する顔料は一般総称で同じでも中身は雲泥の差があります。
低級顔料⇒インキ用、高級顔料⇒樹脂用と考えて問題ありません。
使用する顔料については、色々なタイプがあります。一般的に生分解に好まれるのは無機系。
有機系でハロゲン基を持つもの、金属基を持つものは土壌基準に適していても嫌われます。
それはなにが悪いかわからないがリスクは少ない方がいいというネガティブな発想からくるのですが・・・。
よく言われるのはgreen、blueに使われるフタロシアニン系顔料です。マルチフィルム用のGREEN
を生分解で再現する時にフタロを使っていると痛い目に会うかもしれません。
3月7日<木>8時37分:管理人さん
>だださん
詳しい解説ありがとうございます。
なるほど、塗るインクと中に混ぜるマスターバッチは似て非なる物。
全然違うんですね。
そうなるとやはり、使い手側が自社の製品目的と環境との調和に対して、どう判断するかにかかわってきそうですね。
どのような製品が市場に受け入れられ、どういうコンセプトが生き残るか、製品メーカーの挑戦はしばらく続きそうです。
3月6日<水>9時30分:だださん
またまた登場です。生分解インキについて
今BPS PLに載っているものは基本的に既存品の組成を調べ、PLに載せることが出来る物を
申請していると言うのが殆どです。実際の所、生分解性のインキベース材が無いのです。
これは政策うんぬんではなく現実問題として実用に耐えうるものが存在しません。
既存の機械を使用して生産できる生分解性のものがないと生分解性樹脂の未来は暗いと言わざるを得ません。
逆に生分解マスターバッチは事情が異なります。
生分解性樹脂に直接無機系顔料を入れることで特に問題はないと思われます。
黒のマスターバッチなどは生分解性樹脂に「スス」を入れるようなものですからこれが土中に入って何が問題なの?
という話になります。
問題は有彩色。これは様々な問題を抱えております。詳しくは書けませんが・・・・。
3月5日<火>8時43分:管理人さん
>だださん
カキコありがとうございます。
環境新聞の件、多少なりともご参考になったということでうれしく思います。
そして今話題のインクの件、私、振って良いものかどうか・・・、内心、登場をお待ちしておりました。
さすがに詳しくありがとうございます。
まだまだ細部の問題は残ってるようですが、各社とも研究には余念がないとお見受けいたしました。
>BARさん
カキコありがとうございます。
BARさんの仰る疑問には「各自の判断に委ねられています」と言う、だださんの言葉が現状の的を射ているかもしれません。
どういうインキをどういう製品にどう使うかは、メーカーやそのコンセプトが示す判断かとも思われ、これはイコール責任の発生を意味します。
判断を誤れば淘汰の運命にさらされ、最悪Y食品のようになるかもしれません。
業界は違いますが、現在その種の判断ミスによる問題が大きくクローズアップされてますよね。
いずれにせよ、生分解性プラの世界(業界)ではまだすべてがきちっと決まってる訳ではありませんので、規格化も含めて今後の課題の一つとなる部分でしょう。
3月4日<月>23時8分:BARさん
>だださん
>はPL上は通るのですが実務で考えると土壌にそんなんが残ってどうするの?とい>う話が良く出ます。
確かにBPSのPLリスト上の分類番号B−9
(色材)に各社の着色インキもリストアップされているのですが、多くが生分解性の樹脂で構成されているものではないみたいです。(全ての樹脂を確認したのではないですが )
最終、これらの非生分解樹脂はグリーンプラの認証段階でその総和が規制されるのでしょうが、最初から印刷には非生分解性のインキを使うという形で進むのは問題が大きい気もします。
それに生分解性の無いコート剤で被覆されたものは大きく分解性が阻害されるでしょうから、結局はグリーンプラの認証は受けられないことになります(なるはずです)。
3月4日<月>12時34分:だださん
お久しぶりです。管理人様、新聞ありがとうございました。非常に参考になりました。
で、下の方で色々着色についての質問が飛び交っておりましたが、これは私の専門分野です。
PLA系、PBS系ともに着色(練り込み)は可能です。実際この3月末から4月にかけて
農業用フィルムでどんどん色つきフィルムが出現します。
方法はMB方式が主流です。着色コンパウンドは高くなりすぎでどこのメーカーさんも
やる気はなさそうでした。
顔料については基本的にBPSに登録されているものならばどれを使ってもPLは通ります
が!しかし問題はあります。よく問題となるフタロシアニン系顔料(銅・塩素基をもっている)
はPL上は通るのですが実務で考えると土壌にそんなんが残ってどうするの?という話が良く出ます。
それに対しての対策は既に進んでいますが各社手探り状態である事も事実です。
インキも同様で使えるものはPLに載っていますがそれがどうなのかは使い方、等々
各自の判断に委ねられています。
直接お問い合わせ頂いても問題はありませんが、社名だけははっきりとご記入ください。
3月3日<日>21時0分:BARさん
>シュウさん
>一体、いつぐらいに製品化できるのでしょうか?情報をいただければ幸いです。
すみません、情報では有りませんが・・・
生分解のシュリンクフィルムというのは期待される需要というのはすでにあるんでしょうか?
差し支えなければ、用途等をお聞かせください。
フィルムメーカーの開発目標に入っていれば、あまり時間はかからない気はしますが・・・
3月3日<日>8時55分:管理人さん
>ショウさん
はじめまして、カキコありがとうございます。
私自身フィルム関係は暗いのですが、どなたか情報をいただければ幸いです。
>BARさん
↓の話は正確には当時私が所属していた会社でのことですが、ほんの5〜6年前の話なのに何だか色々やってましたね。
今じゃすっかり笑い話ですが、当時は誰に聞いてもその手の着色剤やマスターバッチの情報が全然入らなかったんです。
このサイトの前身となるサイトを98年に立ち上げた時も、ネット検索で引っ掛かる生分解性プラサイトはわずかでした。
それはともかく、食紅はごく一般的な赤色何号、青色何号などというやつで、材料1キロ当たり耳かき1パイ〜数ハイ程度だったと思います。
色の濃さは様々に調整可能でしたがなにぶん厚み2ミリ程度の成形物での話ですから、フィルムでは色にならないかもしれません。
生分解性や物性などへの影響もまったく分かりません。
まずは成形が出来るかどうか?色はきれいに出るかどうか?などなど、みんな手探りの状況でした。
3月2日<土>18時22分:BARさん
管理人さま
>透明な乳酸系プラに食紅を入れると薄くきれいに染まった透明性の製品が出来ます。
>同じくPBSに食紅を入れてもちょっとくすむけど、けっこうきれいな色に仕上が
成型の事は良く知らないので、興味深く読ませてもらいました。ちなみに着色剤は全量に対してどの程度、添加するものなんですか?
やはり入れすぎると、生分解性や機械物性なんかは変わるもんなんでしょうか。
3月1日<金>19時42分:ショウさん
初めて書き込まさせていただきます。
生分解の分野に仕事を展開したいと考えて、現在情報を集めています。
分からないことだらけで質問が多くなってしまいますが、なにとぞご容赦お願いします。
さっそくですが、質問があります。
生分解能をもつシュリンクフィルムは、どのくらい性能があがってきたのでしょうか?昨年の農林水産環境シンポジウムに参加したおり、あるメーカーに尋ねましたところ、”まだまだ収縮率が数%で、商品化にはまだまだかかる”との回答でした。
一体、いつぐらいに製品化できるのでしょうか?情報をいただければ幸いです。
3月1日<金>16時16分:管理人さん
↓の件、思い出して来たので続き。
透明な乳酸系プラに食紅を入れると薄くきれいに染まった透明性の製品が出来ます。
同じくPBSに食紅を入れてもちょっとくすむけど、けっこうきれいな色に仕上がりました。
ちなみに植物性のものは、熱を掛けてみないと希望通りの色になるか分からない。
大概は茶色っぽくなっちゃいます。
ただ、もう5〜6年も前の話で、その頃の記録って残ってないんだよなー。
もちろん物性がどうのこうのなんて分からない。
まさか当時、自分がこういうサイトを開くことになろうとは想像もしてなかったし、パソコンさえ初めてなかった。(/_;)クスン
↑これじゃ参考にはなりませんね。m(_
_)m
3月1日<金>13時28分:管理人さん
>BARさん
いつもカキコありがとうございます。
生分解性インキということで今年初め(1/11)にもカキコがありましたね。
私もそちらの方はまったく暗いのですが、どなたか明るい方がいらっしゃいましたら私からも是非教えてください。
尚、他社の動きまでは分かりませんが、生分解性プラ製品への表面着色というのはあまり例がないのでないかと思います。
やはり適切な塗料というのがこれまでは見つからなかったのかもしれませんね。
ロゴなどの印刷例は多々ありますが、おそらく多くは通常の塗料をやむなく使っていたのではないかと思われます。
成形品の色付けは基本的に練り込みですから、その種のマスターバッチなどは色々研究されてるはずです。
当方でも植物性のものとか食紅類とか色々試して見ましたが所詮素人のあがきで、熱をかけちゃうと大概くすんだ色に変わっちゃうんですよね。
3月1日<金>9時50分:BARさん
フィルム塗料関係でもうひとつ反応が無いので・・・・質問を変えて。
成型プラ関係には詳しくないのですが、生分解プラの成型品にも着色をしますよね。多分、練りこみと表面着色があると思うのですが(違うかな?)その時の表面着色は現状ではどうやっているのですか?
通常の塗料では生分解性を阻害するし、ましてグリーンプラの認証も得られないですよね。
あるいはこれからの方向性でもお聞かせ願えれば幸いです。
3月1日<金>9時0分:管理人さん
>dkyykさん
素材であれば各材料メーカー共HPがありますので、BARさんも仰るサイトなど参考に直接問い合わせた方が話しは早いでしょう。
製品(ゴミ袋など)であれば当サイトのリンク先などもご参考になさってください。
いずれにしても、この業界はまだ流通ルートがまったく整備されておりませんので、数打ちゃ当たるほどの覚悟が必要かも?
>BARさん
情報ありがとうございます。
ポリ乳酸フィルムのガスバリアー性云々という話しは聞いたことありましたが、突き刺し性というのは破れやすいということでしょうか?
ちょっとキズがつくとピリピリピリって破れちゃうのかな?
>環境新聞申込のみなさん
お申し込みのみなさんありがとうございました。
↓に告知の2/27号ですが、環境新聞社様からの連絡により当日発送となってるとのことです。
今日あたり届く(すでに届いたかな?)と思いますので、色々ご参考になさってください。
2月28日<木>17時42分:BARさん
ポリ乳酸のフィルムメーカーの人に聞いた話ですが、PLAフィルムの特徴的な欠点は、傷つきやすさと突き刺し性、それとガスバリアー性の低さだそうです。
>dyykさん
BPSや伊藤忠のホームページでそれらを扱っているメーカーがある程度分かるので参考にされたらどうでしょう?
2月28日<木>9時39分:dkyykさん
情報ありがとうございます。
PBS系やでんぷん系フィルムはどちらのメーカーに問い合わせれば良いか教えていただけませんか?よろしくお願い致します。
2月28日<木>8時32分:管理人さん
BARさん、カキコありがとうございます。
生分解性フィルムでも乳酸系はBARさんも仰るように硬質でパリパリ感?があります。
手に持つとパリパリ音がして、伸びが無くピンとつっ張ったような感じ。
詳しいことは分かりませんが感触としてはPETやPPのフィルムに近いでしょうか。
対してPBS系や澱粉系フィルムは柔軟で伸びもある程度あり、くしゃくしゃにしてもパリパリ音をたてません。
こちらはPVCやPEフィルムに近いですね。
大雑把に言うとこんな傾向があるようです。
2月27日<水>9時40分:BARさん
管理人様 こんにちわ
>私、フィルムをご専門とする方を待ち望んでいました。
っで、早速ですが、BARさん、助けてm(_
_)m↓
いえ、当方も勉強中ですので、あまり期待されるのは・・・・
もともとPETフィルムベースの商品を展開していますので、それに置き換わる可能性(物性、コスト)のある生分解プラとして、ポリ乳酸を主にターゲットにしていますので、他の生分解フィルムについてはあまり詳しくは無いです。
少なくともポリ乳酸系は、PVCのような軟質性は期待できないと思います。
2月27日<水>9時26分:BARさん
>dkyykさま
プラズマ処理とは表面処理の事でしょうか?
フィルムへのダイレクトグラビア印刷で使用できる生分解性の塗料を探しています。
ウェルダー加工については詳しくありません。熱ラミの方法ですか。
2月27日<水>8時53分:管理人さん
BARさん、dkyykさん、カキコありがとうございます。
>BARさん
生分解性プラの中でもフィルム関係は最も先行し有望分野でしょうから、色々教えてください。
私の所は射出成形を専門としていますが、それでも問い合わせの半分以上はフィルム関連なんですね。
私、フィルムをご専門とする方を待ち望んでいました。
っで、早速ですが、BARさん、助けてm(_
_)m↓
>dkyykさん
PVCに替わるものというとやはりフィルム関連ですよね。
一般にはPBS系(ビオノーレなど)や乳酸系(ラクティなど)が先行しているかと思いますが・・・・?
2月26日<火>18時29分:dkyykさん
わたしは、ウェルダー加工業者です。現在ワッペンや、ビニールの袋(PVC)に替わるものを探しています。どなたか解る方いらっしゃいませんか?
BARさんの着色ではプラズマ処理とかでは無理なのでしょうかね。
2月26日<火>16時9分:BARさん
始めまして。生分解関係の情報を探して、うろうろしていましたら、この掲示板に行き着きました。探せばあるんだなぁと思うと同時に、このような掲示板を数年前から立ち上げていらっしゃる管理人さんにも感心いたします。
こちらでは生分解プラの成型関係の方が多いように見受けられますが、当方は生分解のフィルムベースでの商品開発に関わっています。主に包材、パッケージ分野での生分解のブレークスルー?を狙ってます。
が、皆さんと同様、未だに半信半疑であるのが実感です。フィルムメーカーとしては三菱、ユニチカ、三井などがポリ乳酸フィルムの開発を行っていますが、まだまだ量産ベースとは言えないレベルではないでしょうか。
ところで生分解フィルム(ポリ乳酸フィルム)への着色コーティングに関する情報を探しているのですが、どなたかお願いいたします。
「生分解コーティング剤」といわれるものが、実際にあるんでしょうか?
当方からも可能な限り情報発信していきたいと思ってます。
2月22日<金>13時25分:堀内@環境新聞さん
http://www.kankyo-news.co.jp/
>管理人様
紹介して頂いてありがとうございます。
>皆様
初めまして。環境新聞社編集部の堀内義之と申します。
管理人様も書かれている通り、弊紙でこのたび「農業と環境」という
テーマの特集企画を考えておりまして、その中で生分解性プラについても
触れることになりました。
そこで、以前からこのHPを見て勉強させて頂いていたこともあり、
管理人様にご執筆を依頼しましたところ、快諾して頂いた次第です。
掲載日は2月27日の予定としておりますが、現在少し流動的です。
もしかすると、申しわけありませんが、一週間遅れるかもしれません。
いずれにせよ、その当日の紙面をご希望の方がいらっしゃいましたら、
無料で差し上げる方針でおりますので、どんどんお気軽に、
管理人様までお知らせ下さいませ。
(短い締め切り期限にもかかわらず執筆下さったりと、
管理人様には色々とお世話をおかけして恐縮ですが…)
それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。まずはごあいさつまで。
2月21日<木>10時3分:管理人さん
**お知らせ**
当サイトのトップページなどでもお知らせしておりますが、来週2/27付け環境新聞では「農業と環境」をテーマに特集が組まれることとなり、当方からも生分解性プラスチックに関する拙文を寄稿させていただきました。
その際、環境新聞社様ご厚意により、希望者へは当日の新聞を無償送付させていただけることになりましたのでお知らせいたします。
ご希望の方は↑の管理人まで送付先のお名前・住所など明記の上、その旨メールにてお申し付けください。
みなさんのご応募をお待ちしております。
2月21日<木>9時7分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/column-index.htm
>haraさん
カキコありがとうございます。
吸水性(樹脂)の件は私もあまり詳しくないのですが、この掲示板でも時々話題に上がることがありますので、どなたかお詳しい方にお願いいたします。
また「ポリ乳酸系」とは生分解性プラスチックの一種の呼び名です。
当方の↑のコラムページやサイト内でも多少触れてますのでご参考になさってください。
尚、この掲示板でも時々話題になってますので、過去ログも参考になると思います。
ついでに、「ラクティ」「レイシア」等の商品名で検索すればすぐ見つかりますよ。
>shiro-toさん
haraさんの話を横取りしちゃってすみませんm(_
_)m
2月19日<火>23時42分:haraさん
shiro-toさん、管理人さん、ありがとうございました。
私の住んでいる所にはとてもきれいな川があります。私が子供の頃にはたくさんの魚がいましたが最近では徐々に汚染されているような気がします。生分解性プラだと言ってもむやみやたらと捨てられるわけではないんですね。一見誤解を生じるような響きがありますけど、啓蒙が深まればよいと思います。
さて。。。個人的に興味があるアイデアがありまして、商品化されればいいなぁなんて淡い期待を抱いています。現在私は自然環境に優しく、(やむを得ず)河川や海、土中に放棄されてしまっても生態系に極力影響を及ぼさない吸水性の物質を探しております。難しい事はよく分かりませんので、極力やさしい言葉で教えていただければありがたいです。
ところでshiro-toさん、ポリ乳酸系とは一体何を意味するのですか?参考になるような個所があれば教えてください。。。ホント何も知らなくて申し訳ないです。
2月19日<火>20時36分:宮原秀和さん
原料 コーンのグリーンプラを 1キロ 300円以下でご紹介します
製造は中国 天津丹海公司のグリーンプラです
是非 お問い合わせ 下さい
2月18日<月>8時55分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla/col-14.htm
>haraさん
はじめまして、カキコありがとうございます。
吸水性とか水溶性とか、水回りの製品は本来生分解性プラの得意分野であってほしいところ。
以前吸水性の・・・というカキコもあったよなーなどと管理人がぐずぐずしてるうちに、shiro-toさんから良いタイミングのフォローがありました。
shiro-toさんが仰るように、2000年8〜10月の過去ログなどご参考にご覧ください。
尚、環境中に放出された場合の生分解性プラですが、現状では普通のプラスチックと同じ問題が発生します。
生分解性プラと言っても、捨てられることが前提でも目的でもないんですね。
詳しくは↑のリンクをご覧下さい。
>shiro-toさん
haraさんへのフォローありがとうございます。
ところで、最近の紙おむつってファスナーまで使ってるんですね。
全然知りませんでした。
でも、上手くすればファスナーもプラスチックでしょうから、生分解性プラで出来ないことはなさそう。
乳酸系なら強度もあるし、PBSなら柔軟性もあるし。
2月18日<月>0時10分:shiro-toさん
haraさんへ
shiro-toのため、よくわかりませんが、haraさんの質問は一昨年の10月27日〜31日の過去ログでKAWANAKAさんが関連する事項を投稿しています。とても分かり易い投稿なのでご参考になればと思います。なお、天然多糖類と合成高分子では分解速度が違うようですね。
因みに、光触媒を研究する東大の橋本和仁教授がアーバンリバープロジェクトといって
屋根や外壁の日のあたる部分に水を薄く広げて流すことで建物の外側から冷却する事業を本年度から展開するそうです。
向こうをはって、haraさんの発想で建物の屋根に紙おむつを敷いてヒートアイランドの緩和に役立てれば面白いと思います。
ヒートアイランドを緩和する屋上緑化には東京都や仙台市は補助金を出していますし、対象になればいいですね。紙おむつはそれだけでは、運搬可能ではないので、東京エコタウンにて生ゴミから作るポリL乳酸系の薄い箱を作らせて中に吸水剤をいれる、いわば「箱型紙おむつ」ってのはどうでしょうか?。幾重にも積み重ねられますし・・・
ご質問の河川等への廃棄には紙おむつのファスナーやギャザに各素材が使われているので自然界で解けないものもあるのではないでしょうか?
ボケかましてたら失礼(^^)
2月14日<木>21時33分:haraさん
はじめまして。皆さんがいろんな分野に深い造詣を持っているのに感銘を受けました。素人なもんですから全く見当違いなのかもしれませんが、恥を承知で質問させてください。ちょっとしたきっかけより、おむつ等に使われる吸水ポリマーに興味を持ったのですが、これらは生分解性があるのかないのか、どなた様かご存知でしたら教えてください。通常は生ゴミとして捨てるような注意がパッケージに記載されていますが。。。例えば下水や土壌中、河川・海などに吸水ポリマーが放出された場合は、生態、自然環境にどのような影響を与えるのでしょうか?また、生分解性のある吸水ポリマーなんて存在するんでしょうか?
2月11日<月>16時42分:uchidaさん
「点滴灌漑の補完」の投稿についてA
九州大学の原敏夫氏はネットの検索エンジンで「九州大学 原敏夫」と書くだけで40件もヒットする有名人である。
「原氏は、納豆の糸を原料に、紙おむつなどの5倍近い抜群の吸水性を持つ”納豆樹脂”を開発した。水を含ませた納豆樹脂で植物の種を包んで植えれば、砂地など保水力に乏しい土地でも植物が発芽生長できるという。原氏の研究グループは、阿蘇山のふもとで砂地を緑化する実験を進めており、食糧増産や地球温暖ガスの削減に貢献する、砂漠の緑化技術を確立したいとしている」11.7.5日経より
お隣の中国では、砂漠化が進行し、揚子江の水を水不足の中国北部に流す巨大計画「南水北調」が始動している。三峡ダムの6倍の予算の7兆円もの予算がかかる巨大計画も、最大の成否は水の有効利用である。一般的には、水の7割が農業に利用されている。
心配なのは、闇雲な灌漑等は、アラル海の塩害被害のようなことを再発しかねないことである。。
現在、合成材料に比較して20倍の価格がする納豆樹脂であるが、限られた水資源の有効活用・再配分を考慮し、「環境経済」面からも価格を判断したい。生プラも同様である。
植生が回復され、土壌粒子が保持され、水の滞留時間を伸ばすことができれば環境経済上大変好ましい。
次回は、朝日新聞村田編集委員のイスラエルの農業用水の記事を引用する。
オタクのように前置きが長くてゴメンナサイ。m(__)m
2月10日<日>11時48分:uchidaさん
「点滴灌漑の補完」の投稿について@
上記について投稿するにあたり、新聞記事を引用する。
「地球環境問題といえば、温暖化やオゾン層の破壊を考える。しかし現在の人類は最も深刻ともいえる環境問題に直面している。水資源の問題である。『湯水のように使う』という表現の通り、季節的な問題はあるが日本では水問題に関する関心は低い。ところが世界に目を向けると水不足こそ最も早急に手当が必要な問題となっている。」日経社説12.10.17。
食料自給率の極めて低い日本にとって長い目でみて対岸の火事といえない。水不足が進展すれば他国への食料輸出は控えられよう。日本の食生活は経済力に伴う輸入力に支えられている。前置きが長くなるが、生プラとの関連を述べるため、今暫くご辛抱願いたい。
次回は九州大学の原 敏夫教授の研究に触れてみたい。
2月7日<木>19時29分:管理人さん
もうすぐソルトレーク冬季オリンピックが開幕します。
このところこのようなイベントには毎回生分解性プラのグッズや資材が、何らかの形で提供されてきました。
前回の長野冬季オリンピックでは選手村の食器、歩行者や車を誘導するためのカラーコーンなどに使用されています。
ところが今回は外国ということもあってか、私の調査不足か、そのような話が聞こえてきません。
どなたか情報をお持ちの方、教えていただけませんか?
>shiro-toさん
例のブツ、大したもんじゃなくて・・・・^^;
まあ、参考にってことでお使いください。
また偶然ですがshiro-toさんが仰るような、生分解性プラ製品のアイデアを集めたデータベースみたいなものが出来ないものか、このところずっと検討中です。
掲示板のように誰でもアクセス出来るようにする訳ですが、ただそうするとアイデアが盗まれるのを嫌って逆に警戒する方も多くなっちゃう気がして。
どういうやり方が一番良いのか構想が今ひとつまとまらないんですよね。
こういった過渡期の素材にはまだまだ企業秘密も多いしねー。
2月6日<水>19時40分:shiro-toさん
管理人さん
このたびは1万人目のアクセスのプレゼントありがとうございます。
2万人目がすぐ来るように祈っています。コンピューターソフトのリナックスが「参加型ソフト」だったように、生プラの利用方法のアイデアも皆の新しい発想で生長すれば楽しいですね。
2月4日<月>11時2分:管理人さん
>uchidaさん
カキコありがとうございます。
uchidaさん仰る2から3へは近い将来の大きなハードルですね。
現在はまだやっと2への開拓が始まった程度でしょうが、着実に次のステップへ移行できるよう互いに頑張りましょう。
<続き>が楽しみです。
2月3日<日>20時49分:uchidaさん
生プラの市場発展の仮説を
@現在のプラスティック市場との全面競合・代替
A他製品との組み合わせ等による、ニッチ市場からの順次拡大
B生プラの機能特性による市場創造
と大別してみる。この伝でいけば、ゴルフボール箱の透明フィルム等はAに該当する。
Aには、コストを他の製品に吸収できる利点と、順次生産コストを下げられる利点がある。他産業でもトヨタのプリウスの動力システムもAの形を取っている、と思料する。
生プラ市場の成否もAを伸ばしつつ、Bの市場を着実に育てるのが肝要と思料する。
Bの一つの実施例として「点滴灌漑」の補完に利用できないか、と考える<続く>
2月2日<土>10時58分:shiro-toさん
管理人さんへ。メールアドレス送信します。
2月1日<金>8時27分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-19.htm
当サイト環境コラム中に「微生物産生系生分解性プラスチック−その3」を追加しました。
今回はバイオポール用成形金型を製作する上でのポイントなどです。
ご興味の方は↑のリンクよりご覧下さい。
>shiro-toさん
差し支えなければ管理人宛にメルアドを教えていただけますか?
別途ご連絡したいと思います。
1月31日<木>14時7分:shiro−toさん
偶然、1万人目になってしまいました。
1月31日<木>8時39分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/column-index.htm
>chem-B4さん
カキコありがとうございます。
私も2年前、chem-B4さんと同じように感じてこの掲示板を立ち上げてみました。
↑の欄外にも書いてますように、最初はどうなることかと思いましたが、幸いみなさんより多くの書き込みをいただき感謝しております。
尚、ご参考までに当サイトのコラムページを上に↑紹介しておきます。
専門の研究者を対象としたコラムではありませんが、これから研究を始めるということで有れば多少はご参考になるかと思います。
1月30日<水>13時17分:chem-B4さん
生分解性高分子についての掲示板はなかなか少なく、
情報の交換ができずに困っていました。いろいろな
本を読めば読むほど生分解性高分子の普及が程遠い
ものであることを痛感して、少し落ち込みました。
しかし、これから生分解性高分子を研究するにあたり
何か得るものがあればと思い、お邪魔させていただき
ました。
1月30日<水>8時56分:管理人さん
>やまださん
カキコありがとうございます。
ちょっとご質問の内容とは話がそれるかもしれませんが、↓のようなことがあることもご確認下さい。
生分解性プラの定義については一応業界団体でもあるBPSなどが明らかにしてはいますが、時間については一切触れられていません。
これは裏を返せば、生分解に10年、100年費やしても最終的に生分解されるなら生分解性プラと言われてしまう危険があります。
更に言えば、おそらくすべてのプラスチックは紫外線など外界の影響で高分子から低分子向かい、たとえ長い時間をかけても劣化していくことでしょう。
やがてその接頭語「ポリ」が抜けた低分子に微生物が取り付けば生分解も起こりえるはずで、すべてのプラスチックが生分解性だと言っても間違いとは断定できません。
私が知る限りあまりその部分を指摘した意見を聞かないのですが、時間への定義がないということはこのようなことになます。
この辺は現在報道されてる牛肉ラベル問題と同じで、「生分解性プラ」という表示に対する企業のモラルがもっとも問われる部分ではないでしょうか?
何を以て生分解性プラ(または生分解)と言うかに、現在まだ常識は存在してないのかもしれません。
>shiro-toさん
色々情報ありがとうございます。
大変助かります。
1月30日<水>0時39分:shiro-toさん
管理人さんお返事ありがとうございます。恐縮です。
地雷の件は仲間意識を逆手にとった卑劣な武器です。世界に7000万個ありNGOの尊い善意もかすむ数です。「効率」という言葉に語弊はありますが戦争終結地域だけでもなんとか少しでも早く撤去されればよいですね。
植生の話では根が予め伸びた植物は新しい土壌に定着しやすいとの事ですので多孔質のシエルにすればその地の植物の種子がへばりついて植物バランスを崩さないで緑地再生できるかもしれません。根の屈性は水を探して下からも伸びるそうです。
なお、種子の話は、管理人さんの文章の通りで「雲仙普賢岳の火砕流跡地の復興」には「菌根菌」が使われたそうです。出光興産が80年代から研究してたそうで、豪州の砂漠の回復等にも活躍したそうです。13.8.22日経より
1月29日<火>23時56分:shiro-toさん
やまださん もうひとつ新聞記事を発見しました。参考にならなかったらごめんなさい。
「静岡大学農学部森林資源科学科の西田友昭教授らは神戸製鋼所と共同でキノコの一種である白色腐朽菌がポリエチレンやナイロンを高効率で分解することを発見した。他の合成高分子も分解できる可能性があり、<中略>白色腐朽菌の中でも神戸製鋼所がもつ「IZU−154株」はリグニンの分解力が強いが、ポリエチレンやナイロンの分解力も強かった。」12.9.15日本工業新聞
1月29日<火>23時44分:shiro-toさん
やまださんへ 化学の素人ですがこんな記事を見つけました。参考になりますか?
「工業技術院生命工学工業技術研究所は<中略>ポリエチレンやポリスチレンなどのプラスティックの原料とMTCと呼ばれるアルコールを混ぜて反応を起こすと、土の中などに多く含まれるリパーゼという酵素によって分解される新しいプラスティックができる。さらにリパーゼを混ぜた水を入れた試験管にこのプラスティックを加えて分解されるかどうか確かめた。その結果<中略>、酢酸ビニール、ポリメチルメタクリレートが分解されることがわかった。12.3.20日経
トンチンカンだったら、ゴメンナサイ
1月29日<火>14時51分:やまださん
生分解性樹脂とデグラノボン入りPEはどちらも水と二酸化炭素になると聞いて居ります。後者は崩壊性樹脂という認識でしたが、生分解されるという話しがカタログに載っていました。どうしてもポリエチレンが分解するというのが理解できません。誰か解かるかたいたら教えてください。
1月29日<火>13時39分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla/col-14.htm
>shiro-toさん
地雷除去に限らずそのアイデアいけるかもしれません。
アフガンのような乾燥地でも生分解性プラが分解するのかと問われると辛いのですが、少なくても他の材料よりは生分解性プラに優位性があるでしょう。
もっとも私見ですが↑のリンクのようなことも考えられますので、実際は光分解などとのタッグの方が良さそうには思います。
もちろん、新たな環境破壊を招くようでは話になりませんが、植物の種など仕込んでおけば地雷除去目的でなくても荒れ地の復興には役立つかもしれません。
何より飛行機からも投下できますし、雲仙普賢岳などの復興ではそのような事例を見つけられるはずです。
ちなみに地雷は人を殺すのが目的ではなく、動けなくさせるのが目的だと聞いています。
殺すよりもケガを負わせた方が相手に治療や薬剤等、物資も人員も後方支援も手間を掛けさせるからです。
その意味でもっとも安く簡単な兵器だけど、人が作った最悪の卑劣な兵器とも言えます。
1月29日<火>10時13分:RA122さん
地雷除去マシンへの応用は、関係者が数年前からそう言った話をしていますね。
ただ・・・色々と問題があるんですよね。
1月28日<月>22時44分:shiro-toさん
管理人さん。お返事有難く思います。レスへの返答も含め、政治ネタにならないように肝に銘じます。
素人的には「分解消滅」するポリ-L-乳酸系等の生プラで「多孔質の薄いシェル」をつくり「中綿」は分子構造に水を閉じ込めるポリグルタミン酸の吸水性樹脂で作れればと思います。ピッチングマシンで射出できれば地雷除去ロボットにも使えたりして・・
仮に地雷を誘爆できなくても地面に激突したシェルが破壊されれば「分解消滅」されやすく、新たな環境破壊をまきおこさなければ良いのですが・・・
でも、最大のネックは費用。ODA、カンパ、ゴミ処理費用の節約分??
1月28日<月>16時9分:管理人さん
>shiro-toさん
カキコありがとうございます。
確かに畑違いかもしれませんが、地雷も環境破壊の一因には間違いないでしょう。
生分解性プラ関係だけでなく「&環境掲示板」ですから、そういう意味でその種の話題はOKです。
実際、「瓢箪から駒」って製品もありますし、使いっきりになっちゃうとすれば生分解性プラの使用も考えられます。
もっとも、話題が政治ネタに発展してはこの板の本意ではありませんが。
>熊谷さん
実験もまずまずだということで良かったですね。
ところでご質問について、教えて欲求は良く分かるのですが、簡単に説明できるほど事は簡単ではありません。たぶん。
いつも「教えて君」ではやがてみなさん離れて行っちゃいますよ。
情報も勉強も研究も「give&take」の方が良いんじゃないかな?
だって、まずまずだという実験が何を指してるのかさえ分からないんだもん。
但し、giveしたからといってtakeがあるとは限りません。
あたしなんざgive・・・・・
独り言、ヒトリゴト、ひとりごと・・・・・
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いつの間にかこの板ももうすぐ1万人だなー。
正直、この種の掲示板が2年足らずでここまで来るとは思わなかった。
少しは情報発信できたのかしらねー?
発信なんて言うとエラそうに聞こえるけどねー。
1万人目のキリ番の方、ご連絡くださいね。
長: オイ!複数来たらどうすんだよ。
管: その時はその時で・・・時間を言ってもらうとか・・・
長: カネはねーぞ。
管: 分かってます。
1月26日<土>23時3分:shiro-toさん
生プラが地雷除去に使えたら!?
アフガンの土壌菌で「サンコーワイズ社」の生プラ、「島津製作所の生ゴミから作るポリ-L-乳酸系の生プラ」が完全分解・消滅したら、地雷除去に利用できないか?
野球の球のような生プラの容器に水を入れて、遠くから地雷原に打ち込むことが出来たら地雷除去って出来ないか?。誘爆による荒っぽい除去だけれど・・・
アフガンは旱魃で水は不足してるが、一方気の遠くなる数の地雷が10dもの専用車両や人手・専用犬を介して処理をされているのを見聞きするにつけ、思ってしまう。
畑違いの投稿でゴメンナサイ。
1月21日<月>22時16分:熊谷 吉郎さん
お久しぶりです.実験もまずまずうまく行っています.
今回の質問は「完全分解型を大きく別けると3種類ありますが,微生物産出系,天然高分子系,化学合成系のそれぞれどのようにして作られるか,簡単で良いですから教えてください」ということです.よろしくお願いします.
1月19日<土>17時55分:ようへいさん
こんなにすぐ返答が返ってくるとばびっくりしました。管理人様ご返答ありがとうがざいます。すごく参考になりました。m(__)m
1月19日<土>9時2分:管理人さん
>ようへいさん
カキコありがとうございます。
ポリ乳酸の件、たぶん以下のようなことだと思います。
化学は私の専門ではありませんので、誤りがありましたらどなたかご指摘ください。
生分解性プラとしてポリL乳酸を上市しているのは、私が知る限りラクティだけかと思われます。(研究は各社してるでしょうが)
ラクティは元々手術用の縫合糸などとして利用されていたポリL乳酸繊維を、医療機器で有名な島津製作所が生分解性プラ材料として商品化したものです。
医療関係のサイトでポリL乳酸との表記が多いのはそのためかと思われます。
またPLLAと表記されることがあるのは、D型などと違うことを知らせる意味で、ポリ乳酸のなかでも特にL型を指してそう表記されているものでしょう。
ポリ乳酸(PLA)という大きな枠の中の一種としてポリL乳酸(PLLA)があるということですね。
ちなみに他のエコプレイ(エコプラ)、レイシアなどはいずれもポリL乳酸では無く、D又はDL?より合成されてるようです。
尚、いずれの乳酸もトウモロコシ澱粉を主原料としていることには代わりありません。
1月19日<土>1時59分:ようへいさん
管理人様、この掲示板を見ている方にお聞きします。私は大学の卒論の研究でPLLA(ポリ−L−乳酸)についてやっております。よく医療関係のホームページでは医療材料にPLLA(ポリ−L−乳酸)と書いてあることが多いですが、今、商品化されている生分解プラスチック、たとえばエコプレイ、レイシアはポリ乳酸はPLAと書いてありますが、他のサイトではPLLA(ポリ乳酸)と書かれあったり、生分解プラスチック(PLLA)と書いてあるので、ポリ−L−乳酸をポリ乳酸と呼んでいるのか、PLAとPLLAは違うのか、最近調べるうちに混乱しています。さらに混乱することは、トウモロコシを原料にしてPLLAが得られる…とか、トウモロコシを原料にしてポリ乳酸は得られる…と書いてあるのでますますわからなくなってきました。自分ではポリ乳酸はポリ−L−乳酸、ポリ−D−乳酸、ポリ−DL−乳酸の3種類にわけられると思っていたので・・…。よろしければどなたか教えてはいただけないでしょうか。
1月18日<金>8時36分:管理人さん
>たかぎさん
カキコありがとうございます。
そうですか、16%の関税ですか?
高いような気もするし、その程度ならって気もするし・・・・
とにかく、私が承知してた限り、そういう話題を聞いたことはありませんでした。
輸入量が少なくて「まあいいか」で済ませちゃってたのかもしれません。
でも量的に多くなれば無視出来ませんよね。
中国がWTOに加入したことでも影響してるのかな?
どなたかご教授ください。
1月17日<木>19時14分:たかぎさん
管理人様、みなさま、ご無沙汰しております。
早速ですが、我が社では昨年末から年始にかけてにトライアルで中国製の生分解性樹脂ペレットを輸入してみました。ところが、何と関税が16%もかかってしまったのです。
これでは、今後のビジネス展開及び製品の普及について、先が思いやられてしまいます。
近日中に税関に不服申し立てをするつもりですが、みなさま、これは妥当なのでしょうか。どなたかご存知の方いらっしゃいましたらご意見をお聞かせ願えませんでしょうか。
1月13日<日>22時50分:uchidaさん
>kaoruさん
kaoruさんが書かれているような身近な生プラの商品として、学校やマンションの屋上に吸水性土のうが多数配置できたら、と思います。大雨が降るとマンションには水が一瞬も滞留せず流れ出します。盛り土をしている事もあり、東海豪雨の時は10年に1度の雨量が近所の住宅には倍加して流れ、数十年の1度の被害になりました。マンションの多い西枇杷島地区は被害が多いようでした。土のうは屋上に放置していれば日数をかけて水が蒸発します。身近な色んなところから生プラ商品が増えればよいですね。
1月12日<土>9時17分:管理人さん
>ポーチンさん
カキコありがとうございます。
そのインキ、私も聞いたことある程度で詳細は分かりません。
確かどこかで使ってる、というニュースを見た覚えはあるんだけど、それがこのインキだったかどうか?
どなたかお詳しい方、いらっしゃいましたら教えてください。
私からもよろしくお願いいたします。
1月11日<金>15時18分:ポーチンさん
情報を収集しています。 イタリアのコモ市LUISAGOにある「MANOUKIAN」というインキメーカー(F.LLI MANOUKIAN S.p.A INDUSTRIA CHIMICA)が,BIO INKSという,生分解性インキを市場に出しているらしいのですが,どういうものなのか,日本で入手できるのか・・・等について,教えて下さい。
1月10日<木>8時39分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-18.htm
当サイトの環境コラム中に、「微生物産生系生分解性プラスチック−その2」を追加しました。
今回はバイオポールの具体的な成形性やそのポイントです。
↑のリンクよりお入りください。
1月10日<木>8時24分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla/col-14.htm
>kaoruさん
カキコ&生分解性プラへのエールありがとうございます。
生分解性プラで大きな物を作るにはまだまだ問題も多々あるのですが、kaoruさんをはじめみなさんのご声援で、たとえ徐々にでも確実に前に進むと思います。
私たちも目に届く物からでも良いから、kaoruさんのように環境に優しい物を考えて行きます。
でもやはり生分解性プラも万能ではもちろんありません。
↑のリンクは「こういうこともあるんだよ」、というコラムです。
是非、ご一読ください。
1月9日<水>13時36分:kaoruさん
名古屋市ではプラ容器包装は資源ゴミとして回収していただけますが、プラスチックケース等(たとえばCDケース、プラ家具)は不燃ゴミ扱いです。私としては、不燃ゴミは埋め立て処理が一般なので、ということは土にそのまま残ってしまうのではないかと思えて、最近は商品を買うときにも木や紙で出来た物を探すようになりました。でも、生分解性プラスチックなら安心。猫のトイレだって買い換らえれるかも、犬のベットだってと考えるのはチョット変ですか。速くそんな商品が出たらいいなと思います。
1月7日<月>8時21分:管理人さん
遅ればせながら、みなさん、あけましておめでとうございます。
↓uchidaさん、カキコありがとうございます。
本日から、サイトの運営を引き続き行ってまいりますので、どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
さて、昨年は社会的にも経済的にも激動の年となった21世紀初年でしたが、今年は生分解性プラがこれまでになく激動の年となるかもしれません。
一つには価格的にも魅力な本格的乳酸系プラが、いよいよ市場に出てこようとしているからです。
また、中国など海外からも相変わらず種々の新生分解性プラ売り込みが入ってくることでしょう。
それら内容的には不明な部分も多いのですが、時代の要請に供して低迷する業界全体の一助ともなってくれれば幸いかと思います。