生分解性プラスチック&環境掲示板過去ログ5/2002年4月〜6月
注記) ログ本文は原文のままの掲載です。各リンクは生きてますが、その後の削除・移動等により切れてる場合も考えられますので、ご了承ください。
6月30日<日>18時1分:yononakaさん
http://yononaka.jp/
私は技術系ではありませんが唯一ボランティア活動として社会貢献出来るものが、環境問題です。
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6月27日<木>9時34分:管理人さん
>平野俊則さん
カキコありがとうございます。
>1 ポリカプロラクトンはポリカプラクトンと同じ樹脂と考えてよいのでしょうか?
どこ(サイト又はページ?)からのポリカプロラクトンでしょうか?
一般にポリカプロラクトンと言えば「PCL」とも呼ばれる生分解性プラを指すと思います。
>2 ポリカプロラクトンの具体的設定条件、他樹脂との比較条件、成形加工性と注意点の資料をお分けいただけませんか。
掲示板上での詳細はご容赦ください。
後ほど別途メールいたします。
6月26日<水>9時2分:平野俊則さん
1 ポリカプロラクトンはポリカプラクトンと同じ樹脂と考えてよいのでしょうか?
2 ポリカプロラクトンの具体的設定条件、他樹脂との比較条件、成形加工性と注意
点の資料をお分けいただけませんか。
6月24日<月>11時45分:tonyさん
はじめまして。
現在、生分解性プラスチックおよび自然素材の調査をしております。生分解性に特化せず自然素材より作られた樹脂等がないか探しております。ポリ乳酸系以外で生分解しなくてもかまわないのですが自然素材の樹脂はないでしょうか。わかる方助言下さい。
6月21日<金>11時47分:BARさん
quveさん こんにちわ
実はカビについては、ある評価機関に問い合わせた所、JISの中に「カビ抵抗性試験」というのがあって、数種類のカビを数週間培養するという評価方法があるらしいです。 JISの詳細については調査できてないのですが・・・
ただ、例によって、1資料につき、数万円の試験料金がかかるみたいで・・・・・事前に簡便な方法で確認できないかと思ってます。
6月20日<木>8時44分:管理人さん
>明光商事さん
カキコありがとうございます。
>食品容器について商品化できる、できないといった規準はあるのでしょうか?
公に明文化されたものは無いと言っていいでしょう。
製造元、販売元の自己責任とご理解ください。
行政では試験法の開発や基準(規準)作りは行いますが、その試験法に通ったからOKというような許可や、いわゆるお墨付きを公に出すことはありません。
各種試験はあくまでも(安全)基準であって、製品を出すか出さないかはその試験結果を検討した上で、販売元が判断することになります。
行政のスタンスとしては、「基準作りには色々協力しますよ、でも最終商品の責任はあなた方(製造者・販売元)にあるんですよ。」ということですね。
>商品の成分配合がパルプ50%以上・・・・
この話は私も同じ話を聞いています。
どの基準や法律が適用されるのかは分かりません。
>quveさん
はじめまして、カキコありがとうございます。
培養方法などは素人なのでよく分からないのですが、よくTVなどで見る方法でしょうか?
6月19日<水>10時40分:quveさん
はじめまして。
以前より拝見させていただいておりました。
プラスチックにカビが生えるかどうかについてですが,
カビとは糸状菌ですので
プラスチックと寒天等から成る培地について
糸状菌の育成状況を調べるという方法はいかがでしょうか。
(実はそれほど詳しくはありません。)
6月19日<水>9時48分:明光商事さん
生分解性プラスチックの製品について伺いたいのですが、いま商品化されている製品のほとんどが、植木鉢、育苗ポット、ごみ袋などですが食品容器にも注目されていると思います。 あるメーカーでは食品容器として商品化してますが、別のメーカーでは厚生省の許可が下りていないので商品化をまだ見送っている状態と聞きました。 食品容器について商品化(市販してよい)できる、できないといった規準はあるのでしょうか? 例えば、あるメーカーでは食品容器として商品化してますが、商品の成分配合がパルプ50%以上(51%パルプ・49%生分解性樹脂)なので、従来の製品と同じ扱いなる、といわれ
ました。 当社ではこれらの情報が非常にあいまいなので、明確なアドバイスをと思い問い合わせました。
6月18日<火>8時50分:管理人さん
>BARさん
カキコありがとうございます。
>実感としてプラスチックの表面にカビが生えるかなと思ってしまいます
乳酸系プラにカビが生えた姿というのは私も見ていません。
但し、ラクティ(乳酸系プラの一つ)が加水分解して白く濁ったり、機械的に細かく崩壊して土と見分けが付かなくなるのは確かです。
また、水と仲良しの澱粉系プラは他と比べカビの生えやすい傾向があります。
種類によっては土中に放っておくと1〜2週間でカビが生え始め、1カ月もすれば斑模様や菌糸でいっぱいになります。
その斑模様は水洗いしても消えませんので、ある程度内部まで冒されてると考えて差し支えないでしょう。
6月17日<月>9時26分:BARさん
ポリ乳酸の防カビ性について
自分で一度、効果を見ようとは思ってるんですが・・・
でもこの時期いくらカビが生えやすいといっても、実感としてプラスチックの表面にカビが生えるかなと思ってしまいます。比較にPETを使ったとしても、PETにカビが生えて、PLAにカビが生えないという状況ができるのか・・・
ところで「防カビ性」って、その物質にダイレクトにカビは生えないという事なんでしょうか。それとも以前、話があったように他の有機物(人の汗や唾液)が付着しても、そこでのカビの発生が押さえられる事なんだろうか。うーーん。
いいテスト方法ありませんかね。
6月17日<月>8時21分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-24.htm
コラムページを更新しました。
今回はセルロース系生分解性プラの成形性などについてです。
上↑のリンクよりお入りください。
人からつっこまれる前に、下↓の管理人につっこみ?・・・^^;
>抗菌性だと言ってたような気がする
乳酸系プラの分解が遅いというのはそういうこと?抗菌性だったの?
>自然そのものがすべての生物を作り、それ以外地球上には存在しませんでした
ペットや家畜や園芸なんて、人が恣意的に交配させたじゃん!
>半魚人は恐怖でしょう
でも人魚には会いたいなー・・・もちろん女性の。雪女にも会ってみたい?
6月15日<土>7時49分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/qa/qa.htm
みなさん、カキコありがとうございます。
管理人が留守して失礼しました。
>BARさん
乳酸と言うと人の体内では疲労物質ですが、カビなどの微生物もそれが嫌いなのかしら?
確かにカネボウのラクトロンは仰るように抗菌性だと言ってたような気がする。
>Ribさん
>ややこしい情報が氾濫していてなかなか理解できない
私らにも責任はあるのですが同感です。
特に完全分解型と崩壊型の混在は誤解を生みそうで、たびたび問題視されることがあります。
互いに利点を連ねるばかりじゃなく、良い意味の棲み分けをしてほしいですね。
ご参考までに、↑のページなどどうぞ。
>地団駄さん
自然だから安全、合成だから危険と一括りに出来ませんよね。
もちろんその逆も。
ただ、つい最近まで自然そのものがすべての生物を作り、それ以外地球上には存在しませんでした。
しかし、善し悪しはともかく現在は違います。
自然界ではまったく接点のない生物通しを、人工的に交配出来る可能性が示されています。
人は得体の知れない物を恐れます。
レオポン(ヒョウとライオンの交配種)ならともかく、半魚人は恐怖でしょう。
いずれにしろ、我々消費者も勉強せねばならない時代となったのかもしれませんね。
6月13日<木>21時28分:地団駄さん
http://www.asmo.shimonita.ne.jp/
生分解性プラスチックの名誉のためという訳ではありませんが
誤解を招かない為に、一言。
生分解性プラスチック=遺伝子組み替えトウモロコシ種という訳だはありません。
生分解性プラスチックは純粋に自然界で培養され作ることが出来るものだということは理解しておいてください。
例えば、ヒマワリの種などはヒマワリ自身が培養してくれて文字通り樹脂とし取り出せますし、あるいは納豆からも作れます。
ただ、大量に安く作り=儲けたいという人間の野心が先に働くと恐れる事態がやってくると思います。
遺伝子交配と遺伝子操作や遺伝子組み替えはどこがどう違うのかが良く解りません。
なにか一緒に扱われているような気がいたします
自然界では環境に対応するために遺伝子の交配が行われています。
メンデルの法則の範囲を越えない遺伝子交配(優性の法則)により作られる場合は安全なのでしょうか。
例えば、青いバラは自然界では存在しないといわれていますが、優性遺伝を繰り返す事によってか、突然変異を誘発してかわかりませんが、青いバラが出来たそうです。
でも、どうもこれもF1(一代交配)でその子孫は青では無さそうです。
難しい問題ですね。
6月11日<火>7時50分:Ribさん
管理人さん フォローありがとうございます
遺伝子組換えコーンについての話についてもう少し詳しく話させて頂きます。
遺伝子組換えコーンによる生分解性樹脂ですが、
ポリ乳酸系であればほとんど問題はないと思われます。
(精製プロセスや重合の過程で、遺伝子に起因する部分は無視できるレベルに
下がると考えられることです)
でんぷん系についてもまずは問題がないと思われますが、
ポリ乳酸系に比べると不純物として残る部分がやや多いかもしれません。
この点については、その研究会に参加しておられた土壌の研究者(大学教授)から
炭酸ガスと水に分解されるのであれば問題はないだろうとのコメントをもらいました。
その時に出した私からのコメントとしては、「生分解プラに使うのはまず問題ないと考えるが、食料・飼料用の品種との交配が起こるだろうからこの点をどう考えるかが問題である。」との内容としました。
生活者としては、ややこしい情報が氾濫していてなかなか理解できない(なにを信じればいいかわからない)状況で、正確な情報発信の必要性を痛感させられたしだいです。
6月10日<月>19時12分:BARさん
生分解プラでのカビの話ですが(しばらく見てなかったので話題ズレかも・・・)
ポリ乳酸では、その特徴として「防カビ性」「抗菌性」が挙げられています。メカニズムについては詳しくは知りませんが、表面でわずかに分解され、発生する乳酸が関係しているらしいです。
よって、ポリ乳酸に限っては、生分解だからカビが生えやすいというのは当てはまらないかもしれません。
確か、ラクトランとかいうポリ乳酸繊維も、衣料用としての抗菌性をメリットとしていたように思います。
より詳しい方フォローお願いします。
6月6日<木>18時29分:管理人さん
>Ribさん
カキコ&講演での当サイトご紹介ありがとうございます。
私は遺伝子組み換えについては素人ですが、そのコーンやコーン澱粉を人や動物が直接食べる場合、色々言われる問題は確かに気になります。
生分解性プラでもそのような澱粉を原材料とすることは当然有り得るでしょう。
しかし、生分解性プラの原材料として使用される「澱粉=プラスチック」ではありません。
たとえば乳酸系プラは、澱粉や生ゴミを原料に乳酸発酵させて出来た乳酸より作られます。
ここで、一般には澱粉と乳酸はまったく別物でしょう。
仮に澱粉に問題があった時、果たしてそれは乳酸にも何らかの影響を及ぼすものなのでしょうか?
どなたかお詳しい方、いらっしゃいましたら教えていただければ幸いです。
また、Ribさんからもお話のあったパソコンへの生分解性プラ使用というのは、今月発売されたばかりの富士通製ノートPCのことかと思います。
今回も使用されるのは独自開発したという乳酸系プラのようですが、トヨタの場合と同じく耐熱性や難燃性などへの対応が大変気になります。
こちらもどなたか情報をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
6月6日<木>7時56分:Ribさん
>spiritさん
カビの話はずいぶん研究されているようで、プラではありませんが
アルミサッシに生えるカビ(アルミを溶かす??)を聞いたことがあります
その方の話によれば、何にでもカビは生えるみたいな言い方でしたが・・・
(直接報文にあたってないのでなんとも言えませんが)
さて、話は変わりまして
昨日滋賀で生分解性樹脂に関する講演を行ってきました
会は循環型社会に適合する容器包装材料を考えるNPOの公開研究会です
(香料の事件で参加者が少なくなったのが残念でしたが・・・)
包材メーカー、包材利用メーカー、生活者そして研究者と
さまざまな方が非常に興味を持って聞いていただけました。
(難しい話は無しで、今の樹脂と絡めながら入り口部分だけ話をさせていただきました。こちらのサイトのことも紹介させていただきました!訪問者が増えていろんな意見が出るといいですね)
そのなかでの質問で、ポリ乳酸系の原料コーンの問題が出されました。
(遺伝子組換えコーンの話です)
企業の販売戦略(この場合は遺伝子組換えコーン)が環境とオーバーラップしてくる問題で、非常に考えさせれれるものでした。
パソコンに生分解樹脂が使われるとのニュースもあり
少し動きがでて、開発も進めばと思っているこのごろです
6月5日<水>11時5分:管理人さん
>spiritさん
はじめまして、カキコありがとうございます。
>プラスチックにカビが生えるということは、生分解性であると考えてよろしいのでしょうか?
パッと見だけでは必ずしもそう判断できません。
分解しない一般のプラスチックでも人が触って指紋が付けば、その皮脂分などにカビが取り付きあたかもプラスチックにカビが生えてるように見えることがあります。
食品残さはもちろん、塗装、マジックペンのインキ等を栄養分に繁殖する微生物(カビ含む)も有ります。
一見しただけではカビがプラスチックそのものに取り付いたのか、前例のようにプラ以外の表面物質に取り付いたのか判断が難しいでしょう。
>NALさん
情報ありがとうございます。
採用事例としては東芝の例があるようですが、価格的に辛いのはうなずけます。
もうちょっとなんですけどね。
やはり採用者側の理解が無いとむずかしい?
6月5日<水>8時54分:NALさん
手元にグリーンブロックのパンフレットがありますが、特性的には従来の
発泡スチロールと同等、みたいなことが書いてあります。
生分解性に関しては、JIS
K
6950-1994“活性汚泥による好気的生分解度
試験方法”の活性汚泥を土壌懸濁液に置き換えた試験で30日後に90%
の生分解度をみています。
しかし、サンプル写真では土中埋没2年後で、向こうが少し透けて見える
程度です(本当に2年もテストしたんでしょうか?)。
以前(と言っても4年くらい前かと)、営業の方とお話をしましたが、価格
のこともあり、あまり積極的では無かった記憶があります。採用事例も殆ど
無いのではないでしょうか?
>spiritさん
私の趣味のアンティークのプラモデルには、カビが生えまくりですよ(笑)
6月4日<火>22時44分:spiritさん
はじめまして。
突然ですがお願いします。
プラスチックにカビが生えるということは、生分解性であると考えてよろしいのでしょうか?
6月1日<土>9時20分:管理人さん
5/23の管理人発言にちょっと追記
「現状では生分解性プラの発泡素材はありません」と言いましたが、どうもニュアンス的に正確ではなかったようです。
加工品としての提供とは思いますが、JSPよりビオノーレを母材に「グリーンブロック」という発泡材が出てましたね。
JSP社自ら完全生分解とはっきり言ってますので、使用に際しても問題は無いでしょう。
詳細を御存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただければ幸いです。
5月28日<火>20時1分:竜さん
http://www.freeml.com/ctrl/html/MLInfoForm/eco-expert@freeml.com
竜といいます。
時々、この掲示板を拝見させて頂いています。
結構、専門的な話も多くて、大変参考になっています。
今、エコとは一体何なのかと改めて考えています。
ecoとか、ecologyの頭文字を取っているのは、間違いないと思います。
ecologyとは、生態つまり、人間を含めた生物とそれを取り巻く環境の相互関係といったところでしょうか。
ただ、よくよく考えると、我々がエコを使うとき、果たしてこの意味の通りなのかと考えてみました。
そしたら、どうも、人間中心に環境を考えていて、生物の環境については、
深く考えられていない場面が大きい気がしてきました。
人間が快適に、健康的になることをもとにして、環境問題を考えることは大事です。
でも、地球には多くの生物が住んでいます。
エコというと聞こえが良いですが、我々は間違った使い方をしているのではと感じています。
宣伝になり、恐縮ですが、下記は私が管理しているMLです。
「環境問題を広く深く考える会」
http://www.freeml.com/ctrl/html/MLInfoForm/eco-expert@freeml.com
主婦、学生の方から大学の先生、技術者まで幅広い方が参加しています(85名)。
最近は、一日に10通を超える投稿があり、環境に関するさまざまな問題について、議論しています。
5月27日<月>14時20分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-23.htm
コラムページを更新しました。
今回は天然高分子系の中から「セルロース系生分解性プラスチック」です。
↑のリンクよりお入りください。
5月27日<月>9時40分:BARさん
>紫外線のきつい場所では半年で劣化しました。
そのため、必至に耐候処理を行い、劣化を抑えています。
自然界に放置して最低5年はもたないといけない製品なのです。
そこで質問なのですが、生分解性プラスチックの中で、自然界に放置し、5年以上の耐久性をもたせることは可能なのでしょうか?
私の考えでは、生分解樹脂の「耐候性」と「崩壊性 → 分解性」の両立は可能ではないかと思います。
ただし、使用中は外気中で土に触れない事、廃棄する時に土に埋める事の条件がつきますが。
一般にポリ乳酸樹脂の耐候性=耐紫外線はプラスチックの中では、優れている部類だと記憶してます。
あくまで机上の話ですが、技術的には面白い課題かもしれませんね。
※久しぶりに発言しました。前回の書き込みは4/1・・・・
5月23日<木>9時17分:管理人さん
>室伏治茂さん
カキコありがとうございます。
発泡、又はそれを利用したトレイや梱包資材などは生分解性プラが目指す目標の一つです。
しかし、残念ながら発泡スチロールのような訳にはいかず、現状では生分解性プラの発泡素材はありません。
(研究中、又は試作的な事例ははたくさんありますが)
但し、PEなどと混合させた崩壊性プラの発泡素材は色々あります。
5月22日<水>16時26分:室伏治茂さん
http://修理中/
弊社は、生分解性商品に注目し、技術的確立が可能な製品を探しています。
特に、発泡化可能なものに興味があります。 教えて下さい。
5月22日<水>8時43分:管理人さん
>MOさん
はじめまして、カキコありがとうございます。
↓お問い合わせの件、まず不可能でしょう。
生分解性プラを乱暴に換言すると、元々自然界で劣化しやすい高分子を選び出したと言っていいかと思います。
そもそも多くの場合いかに早く分解させるかにポイントを置いてますから、長く持たせることは材料メーカーの眼中にないでしょう。
通常プラでダメなものが生分解性プラ良くなるとは到底思えません。
5月21日<火>10時20分:MOさん
はじめまして。
私は環境緑化資材を提案・販売している会社に勤めているものです。
詳しくは書きませんが、自然界(主に山、畑等)で使用する製品とお考え下さい。
尚、私はプラスチックについては素人です。
当方が提案している製品について生分解ではないのかと良く顧客から聞かれます。
また、生分解素材に変えたらどうかとメーカーが当方に売りこみにきます。
ここで、問題なのは、生分解性プラスチックの耐久性です。
確かに自然界で使用する製品なので、最終的に分解するのであれば素晴らしいと思っています。
しかし耐久性がなければ製品としてなりたたないのです。
当方の経験として、自然界に放置すると、耐候処理を行わなかった場合、ブラスチックは1年程度でボロボロに劣化しました。紫外線のきつい場所では半年で劣化しました。
そのため、必至に耐候処理を行い、劣化を抑えています。
自然界に放置して最低5年はもたないといけない製品なのです。
そこで質問なのですが、生分解性プラスチックの中で、自然界に放置し、5年以上の耐久性をもたせることは可能なのでしょうか?
肉厚1mm弱のものとお考え下さい。
何か変な質問ですが、宜しくお願いします。
5月15日<水>0時25分:エコビジネスネットワークさん
http://www.ecobiz.co.jp/
第6回造園・環境産業展「エコ・グリーンテック2002」特別講演会開催
突然のご案内で失礼いたします。私どもは環境ビジネスのシンクタンクを業務としておりますエコビジネスネットワークと申します。この度、私どもは環境緑化新聞が97年より毎年開催されている環境・緑化産業展「エコ・グリーンテック」にて共催事業として特別講演会を企画いたしております。
同展示会は主に、花や緑、環境保全や景観創造に関する最新の技術や知識を発信し、造園・環境産業のマーケット拡大を目指すためのものですが、特別講演会では造園関係に限らず、広く環境ビジネスをテーマにした講演を企画しております。
その講演の1つとして
「普及から発展へ-生分解性プラスチック商品市場-」
と題し、長年生分解性プラスチックを利用した製品開発に取り組まれておられるエコマテリアルデザイナーのジョージ兼路さんにご講演いただく予定になっております。
つきましては、ご多忙中とは存じますが万障繰り合わせの上、ご参加下さいますようお願い申し上げます。
なお、誠に申し訳ございませんが、受講料として1講座当たり3000円(学生の方は2000円)とさせていただいております。但し、エコビジネスネットワーク主催の講演につきましては事前申し込みいただいた方は2000円(学生1500円)とさせていただきます。
エコビジネスネットワーク主催のスケジュール・講演内容については
エコビジネスネットワークホームページhttp://www.ecobiz.co.jp
にてご紹介させていただいております。お手数ですがぜひアクセス下さい。
第6回環境・緑化産業展「エコ・グリーンテック2002」開催概要
【統一テーマ】 人と自然のチカラが奏でる循環型社会へ
【共催イベント】 エコグリーンテック特別講演会/環境緑化ブックフェア2002ほか
【会 期】 2002年5月29日(水)〜31日(金)の3日間
【開催時間】 10:00〜17:00
【会 場】 東京ビッグサイト(東京国際展示場)西2ホール
【主 催】 エコ・グリーンテック実行委員会/環境緑化新聞
http://www.interaction.co.jp/eco_g/mail/mail.html
以上、長文で申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。
5月13日<月>8時55分:Ribさん
1月ぶりぐらいでカキコさせていただきます。
shiro-toさん情報ありがとうございます
各省庁も動き出している現状ですと、あとはどう協調させていくかが問題となりそうですね。
(省庁間の調整はいろいろと難しそうですが・・・)
管理人さんが前に書かれていましたが、
弁当箱などの用途となるとハードルは高くなりそうですが
乾きものあたりから少しずつといったところでしょうか
(少しずつだとコストが・・・)
コンビに弁当の問題はかなり深刻で、
大手1社で数百億円分が年間廃棄されている現状です
食品部分をリサイクルするにしても、
容器から取り出す手間(ラップフィルムがポイントでしょう)や
食品自体の塩分濃度の問題などでなかなかコストがかかりそうです
(言葉は悪いですが、ビジネスチャンスであることは確かです)
思いつくまま書いてしまい、とりとめもなくなってしまいました
乱文失礼いたします
5月13日<月>8時43分:管理人さん
shiro-toさん、新情報ですね、ありがとうございます。
木綿屋楽器さんの仰るような用途への展開として、現状では乳酸系プラがもっとも近い存在であることに間違いはありません。
乳酸系プラは手術用の縫合糸として昔から使用され、体内で溶けて無くなっちゃうという生体適合性に優れた材料として有名です。
乳酸そのものが体内物質の一つですし、安全性がウリなんですね。
問題は耐熱性ですが、何らかの分子?操作や混合物を入れない限り、電子レンジには耐えられないでしょう。
当然、熱殺菌も出来ません。
それでもshiro-toさんが仰るような研究会発足となれば、それなりのメンバーも集まってるようだし、希望的に観測したいものです。
まずは耐熱性のあまり問題とならないであろうサラダやお寿司の容器など、採用の余地はあるかもしれません。
価格はまあ、総合的に判断してよ、ということでユーザーに納得いただき、乳酸系プラなら臭いの問題は無いでしょう。
5月12日<日>12時59分:shiro-toさん
木綿屋さんへ
先日のご投稿の趣旨大賛成です。年4000トンの生分解性プラスティックの使用量が大きく増量するかもしれません。
昨日、農水省食品環境対策室の人に会ったのですが、ご投稿の様な動きは意外に早く現実化するかもしれません。
ポリ乳酸を弁当箱等の容器等の素材としてかなり早期に認可する可能性が検討されている模様です。
すでに農水省のHP等で既報かも知れませんが、3月上旬に第1回の研究会が行われてます。東京水産大、筑波、九工大、静岡大の学識経験者の他、農中、生協、スーパーマーケット、コンビニ、食品加工メーカー等13名が委員に名を連ね、オブザーバーとしてBPS事務局長・日本有機資源協会事務局長がなっています。
匂い・加工賃等問題は多いですが、実現するといいですね。
(^o^)丿→ご迷惑がかけるといけませんので事実関係は別途ご確認下さい。
5月10日<金>8時58分:管理人さん
まっちさん、カキコありがとうございます。
ooitsuさん、ご回答ありがとうございます。
この業界で離合集散は絶えないのですが、乳酸系プラの老舗である島津製作所の動向は大変気になります。
年初にも申しましたように今年はカーギル・ダウの展開がどのようなインパクトを業界に与え、またどのような結果を残していくのか注目です。
良い方向に収束されるよう期待を込めて見守って行きたいと思っています。
5月9日<木>17時28分:ooitsuさん
島津製作所の「ラクティ」の件ですが
当方も情報を集めている中で
4月に島津に連絡とりましたが、
3月末で生分解性樹脂を撤退されて
トヨタ自動車に売却されたとの回答があり
ポリ乳酸供給元の代替として三井化学の紹介がありました。
ご参考まで・・・
5月9日<木>11時51分:まっちさん
http://www.h3.dion.ne.jp/~syo-ei/
はじめまして。私どもはプラスチックの成型を行っております。
今回、生分解樹脂での依頼がまいりました。
そこでいろいろ調べているのですが、島津のラクティが撤退す
るようなことを聞いたのですが、本当でしょうか?
情報をお持ちの方、お願いいたします。
5月7日<火>8時50分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-22.htm
みなさんカキコありがとうございます。
>木綿屋楽器さん
仰るような用途は生分解性プラの狙う展開分野ですね。
おそらく各社研究には余念がないと思いますが、口に入るものやその容器など、実はかなりハードルが高いんです。
酸やアルカリに耐え、電子レンジにも耐え、使用状態では腐敗菌など余計な微生物が取り付かず、透明性で、各種安全規格を満足し・・・・などなど。
上げたらキリがない・・・^^;
っとまあ、当分は難しいかなー?
>uchidaさん
色々説明ありがとうございます。
「南水北調」や「カミネッコン」というのはそういうことだったのですね。
なにぶんその方面はまったく素人です。
これからもよろしくお願いいたします。
>ALL
生分解性プラスチックのお話U、追加しました。
今回は澱粉系プラの成形金型についてです。
↑のリンクよりお入りください。
5月4日<土>11時57分:uchidaさん
「カミネッコン」について
「風化する紙の鉢を地面に置くだけで木が育つ」。
植林の常識を覆したという北大東三郎名誉教授の「カミネッコン」の件について触れます。去年4月18日の朝日新聞の「ひと」欄に紹介されました。
植栽の一方法ですが、グリプラの利用方法について多分に示唆的で、多孔質のグリプラ含水球の利用方法の参考にもなると思われます。
同氏の「カミネッコン」のHPから文書を抜粋して打ち込んでいます。
1.「カミネッコンとリサイクルポット」
カミネッコンとは、再生紙ダンボールから作られた紙型枠のことで、紙型枠を組立てると六角形型の植栽用紙ポット(リサイクルポットと呼ぶ)になる。
1)植栽用紙ポットを構成される材料が、全て風化性材料で構成されていること。
2)植栽用紙ポットは完全リサイクル材料で構成されていること。
2.バイオブロック
リサイクルポット・土・苗木の3点が一体化されているものをバイオブロックと呼ぶ。
3.バイオブロック工法
バイオブロック工法とは、バイオブロックを使い、置き植え方式(植え穴を必要としない植栽方法)で植栽を行う工法である。
バイオブロック工法には以下のような特徴がある。
1)リサイクルポット・土・苗木の3点が一体化されているので、根系を傷めることなく植栽することが可能である。
2)植え穴を必要としないので、植え穴を掘るのが困難な硬い地盤や凍結土壌でも植栽可能である。
3)通年施工が可能である。前述2)〜3)により、雪の上に置いても根が育ち植林が企図できる。
4)バイオブロックの作成から現地植栽まで、極めて簡便性が高く、高度の専門性に拘らないため、より多くの住民参加が期待できる。
○植生の回復については、福岡正信『わら一本の革命』(春秋社)も参考になります。
4月30日<火>21時20分:木綿屋楽器さん
こんにちわ。シロウト通行人の木綿屋と申します。
いや、しばらくお伺いしないうちにずいぶん難しいテクノロジー談義
になってますねえ。とてもお話に入れないので、思いついたことなど。
以前(わたしの)お客だった樹脂成型の会社は不況知らずで、今も儲かり
っ放しです。ナニをつくっているのかと言うと、惣菜売場の装飾トレー
やコンビニ弁当の容器など。家庭から出る分別ゴミの代名詞を濫造して
利益を伸ばしているワケで、個人的には好きになれない会社でした。
ところでこのコンビニ弁当ですが、賞味期限を過ぎたとたん、中味も
ゴミ扱いになり“丸ごと”大量に廃棄(再利用)されるのですってね。
>http://www.yomiuri.co.jp/nie/newcentury/20011221/03.htm
こういう無駄なことをやるくらいなら、容器製造から店頭販売まで関連
する業界が開発費用を拠出しあってでも、食品容器を生分解するものに
変えたら、どうでしょう。まるごとシュレッダしてすぐコンポスト機に
かけられ、格安で栄養豊富な肥料もできるのでは? バチ当たりな領分
かも知れませんが、弁当を食べ物としてでなく、最初から肥料の材料と
割り切って考えるのです。売れる肥料や飼料になるような素材で弁当の
レシピを立案する。野菜がモリモリ育つ肥料や家畜がズンズン育つ飼料
の材料(すなわち、容器を含む弁当)の開発で利益を出せば、容器自体が
高くついても弁当は安価に供給できると思います。
万物すべて回っているのだから、人間を絶対的な起点に考えてると、どこ
までもゴミ問題(であると同時に食問題)は解決しないと思うのですが…。
4月27日<土>18時53分:uchidaさん
>グリーンプラの情報交流がこの掲示板の目的ですが、「&環境掲示版」の名前も有していますので多少長い文章にお付き合い下さい。
「南水北調」は、端的にいうと、揚子江などの南部に8割の水が集中する中国の水を北京等の中国の北部に運ぶ大規模なプロジェクト工事です。
一般的に水の使用用途はほぼ7割が農業用水といわれています。点滴灌漑の引例ではありませんが、効率的な利用が今後さらに求められています。
一方、中国では、98年夏に揚子江の洪水が数週間に渡って続き大きな被害をもたらしましたが、その原因が、上流での過激な森林伐採にあったことをその後中国政府が認めました。しかも森に立つ木は伐採した木より3倍の価値があると発表しました。
効率的な水利用、砂漠化の改善、植生回復、地下水位の回復等にグリーンプラや吸水性樹脂の活用の価値があると思っています。PET等との他の素材等とのコスト競争の視点で見る一方、環境経済(エコ・エコノミー)の観点から、かなり割高であっても当素材の価値を見出してみたい、と思います。
次回は北大東先生の「カミネッコン」等について投稿いたします。
4月26日<金>8時36分:管理人さん
>城内雅雄さん
カキコありがとうございます。
1について、
希望する製品がどういう物なのか分かりませんので断定的なことは言えませんが、現状では難しい課題かと思われます。
特に柔軟性を必要とする素材は限られてしまいます。
2について、
PVAは生分解性プラスチックです。
完全分解型に分類されておりますので基本的には残さなど残らないはずですが、化学的な詳細は私には分かりません。
どなたかお詳しい方にフォローいただければ幸いです。
4月25日<木>10時45分:蒲髢リ商館化学品事業部 城内雅雄さん
@生分解性樹脂をインジエシクョン成形し、海上浮遊30日〜40日程度で部分崩壊出来るコンパウンドレジンを探しております。
目的:インジェクション成形体の製作。諸条件:成形時、PE程度の柔軟性が欲しい。
紹介戴けるコンパウンドレジンが有りましたら「カタログ」「成形サンプル」をお願いします。
A教えて下さい
水溶性樹脂「PVA」は生分解性樹脂でしょうか?
水に対する崩壊速度は速いと思いますが崩壊後の化学的残渣が残らないのでしょうか?
4月24日<水>8時41分:管理人さん
>uchidaさん
なるほど、田沢湖の件はそういうことね。
元々中性のカルデラ湖だったものをある時、結果的にとは言え人為的に変えられちゃった訳ですね。
確かタツコ姫伝説でしたっけ?
あれでマスの話が出てくるはずだから、昔は良かったはずなのにおかしいなと思ってました。
っと言うことで、またのカキコお待ちしております。
4月23日<火>23時54分:uchidaさん
専門性の強いサイトでこれだけのアクセスがあるのは管理人さんの識見と真摯な態度と思います。特に田沢湖の現状の酸性に対する回答のスタンスはけだし慧眼です。
みんなの掲示板ですので簡潔にしようと思いつつあれもこれも記載すると何がなんだかわからなくなりますね。ご指摘のとおりです。「南水北調」等については後日に説明をゆずります。
>ヨーロッパの酸性雨などの短期的作用と違い自然の結果として田沢湖が徐々に酸性湖となったのなら、それを人為的に変えるのも自然破壊とはなりませんか?
昭和15年に玉川温泉のph1.1の水を田沢湖で希釈(薄め)し、下流の仙北平野を潤すと同時に水力発電をするという「食糧増産と電源開発」という計画を実行に移し大量の強酸性水を導水した、国策の結果と言われています。事の是非を問うつもりはありません。ただ、中和施設ができた後も強い酸性が残るのはカルデラ湖ゆえの水深の深さに伴う対流のしにくさと思われます。
今日はトピずれですが、田沢湖についてカキコ致しました。
4月22日<月>9時15分:管理人さん
>uchidaさん
毎度カキコありがとうございます。
水回りの博識には敬服致します。
ところで、その言わんとすることは何となく分かるのですが、私には少々難し過ぎちゃって・・・^^;
「カミネッコン」「小分け」「南水北調」「出し手と取り手の出会い」などなど、何を言ってるのかまったく分からないのです。
もう少し優しく説明してもらえるとありがたいのですが?
又、ヨーロッパの酸性雨などの短期的作用と違い自然の結果として田沢湖が徐々に酸性湖となったのなら、それを人為的に変えるのも自然破壊とはなりませんか?
目に見える魚類などの生物はいなくても、酸性環境に適応した微生物や動植物は沢山いるように思います。
人が手を加えてもしそれらのバランスが狂えば、また新たな予期せぬ問題が発生しないかと危惧してしまいます。
もっとも、だからって「すべての自然現象に手を付けてはいけないのか?」となると何もするなということになっちゃって・・・・
難しいですね。
4月20日<土>13時41分:uchidaさん
http://homepage2.nifty.com/j-k-uchida
「点滴灌漑の補完について」5
秋田県の田沢湖は風光明媚な観光地である。
ただ、カナダの酸性湖と同じ酸性湖である。クニマスも住まない。
田沢湖は酸性雨によるものでなく、玉川温泉の酸性水が流れ込み今のようになった。
流入する酸性の水は、石灰の中和反応施設により改善されたが湖底に沈む水は長くph5以下の、強い酸性のままだ。循環しないため着実に改善されるメドは立たない。
日本で黄砂が確認される日が史上最高を記録した。中国の砂漠化も一因と言われている。北京は黄砂が吹き荒れる日が多い。既に砂漠がすぐそこに押し寄せている。
一方、黄砂はアルカリ性で、日本等に降るべき酸性雨を中和している。
そこで、酸性の田沢湖の水とアルカリ性の黄砂の接点は見いだせないだろうか?日本で最深の湖底の水は、循環しないかぎり甦らない。中国で甦らせたい。
多孔・吸水性の球体生プラ樹脂により酸性の水を個体化・浮力付与等をし、自在性・運搬性・攪拌性等を高めて「水ではなく物」として利用し、実験的にでも植生回復を図り、もって環境経済上の効果は得られないか?蒸発・流出抑制により水を効果的に利用する。
他方、北大の東三郎名誉教授の「カミネッコン」でないが、植物の成長力は予想外に強い。酸性への耐性もある。
・(中国)A1植生回復、A2土壌保全、A3水滞留、A4氾濫による資産毀損抑 制、A5農地保全 A6地下水位の回復
・(日本)B1湖水循環・浄化、B2漁業回復、B3湖岸建造物の毀損抑制
Σ・総和(A1〜B3の各項目の効果)≧費用 が目的である。
「小分け」による運搬や製造の費用は効果に比して膨大で、上記の目的は成り立たず「南水北調」の方が費用面で安いとも思料される。
だが、上記の案がダメでも、環境回復において「出し手と取り手の出会い」「ネットでの効果と費用」を考慮し、環境経済の側面からも10年タームで考えたい。北九州エコタウンで「ゴミから生まれるポリL乳酸製品」の「取り手」も考慮したい。
「人一人運ぶのに 千キロの鉄を使う=フォード」20世紀を象徴する言葉であるが、
「草一葉戻すのに、百人の思いを募る」時代であってほしいものである。
4月13日<土>14時13分:uchidaさん
http://www.le-mics.net/
「点滴灌漑の補完について」C
「点滴灌漑」は穴のあいたポリエチレンのチューブを畑に張りめぐらし、植物の根元に直接水をしたたり落とす。ドリップ式と呼ばれている。畑一面に水をまかないから余計な蒸発が起きず、水を5割から7割も節約できる。
グリーンプラは雑草生育予防等のため、農業用フィルムで利用されているが、「点滴灌漑の補完」の道具、つまり水の蒸発抑制・さらなる効率的な配分等で利用できないだろうか?
土の上や土中または、土の上から土中まで水を効率的に利用する道具やその工夫に役立つものと思料する。植生回復でも同様である。
21世紀は水の時代といわれている。折りしも「世界水フォーラム」も開催されるが、淡水資源の時間的・物理的な有効再配分はこの世紀の大きな命題である。
資源の奪い合いでなく、環境経済上望ましい利用方法が望まれる。グリーンプラはその一助にならないか、と考える。費用面でも「環境経済面」での貢献度も評価されたい。
日本郵船は、「巨大なフィルム状の水枕」を曳航して、水の海外運搬の事業を展開している。「水の世紀」は海外ではすぐそこまで来ている。
次回は秋田県田沢湖の酸性水の件について触れてみたい。
4月12日<金>8時51分:管理人さん
>Masakazu
TANAKAさん
お久しぶりです。カキコありがとうございます。
さすがに化学を実践されてるとのことで大変詳しくありがとうございます。
当掲示板としては確かに超長文ではありましたが一気に読ませていただき、うなずいたり「へー」と思ったり、私のようなバケガク素人には大変助かります。
これからもよろしくお願いいたします。
ちなみに、Kassel市の取り組みについてはBPSの新春座談会項でも少し触れておりました。
そちらも全文で100k近いテキストだったと思いますが、BPSの考え方や旬の話題など結構参考になります。
4月11日<木>17時29分:Masakazu
TANAKAさん
手前のことで気が廻らず,半年ぶりで申し訳ございません.掲示板に実用的な情報を寄せられる産業界の方とは異なり,将棋さんのような科学的な立場から生分解性高分子にアプローチしている学生です.
>シュウさん
すでに時遅し,かもしれませんが先のご質問(3月25日)の1および2につきましてご意見差し上げます.
1.「生分解性プラスチック」の境界線につきましては,まず,将棋さんの意見をサポートする形でお答えいたします.はじめの「微生物分解か否か」による区別は少々狭義過ぎるかもしれません.巷で生分解性プラスチックの分解は大別して「加水分解」と「酵素分解」の2種類に分けられ,前者は分解酵素の助けなしに水があれば分解します.ポリ乳酸(PLA)や医療分野で生体吸収材料として用いられるポリグリコール酸が例として挙げられます.一方,後者は文字通り酵素によって分解されます.ポリブチレンサクシネートなどが例として挙げられます.実際にはPLAにおいても「酵素分解」は起こるのですが,前者の「加水分解」の速度が充分早いのが特徴と言えるでしょう.
また,親水性がいかに生分解性に寄与するかと言う点につきましては,将棋さんのおっしゃるとおりだと思います.加水分解は水分子との反応を伴うため,水分子が近づきやすい,つまり親水性が高いほど分解は早くなると考えられます.酵素分解につきましては,専門家の将棋さんへお任せします.
2.耐熱性につきましては,どのような尺度で評価するかによります.しかし,「PLAの耐熱性が60℃」という記述を考慮いたしますと,シュウさんのおっしゃる「耐熱性」は化学用語で言う「ガラス転移温度」に相当するかと思われます.この温度を境に一般のプラスチックは粘性を帯びてきます,つまり管理人さんのおっしゃるように塑性変形(永久変形)しやすくなります.
ただ,この変形のしやすさはプラスチックの種類のみならず,製品の中で分子がどのように並んでいるか(たとえば結晶性かどうか)によっても変わって来ます.たとえば,ポリエチレンやポリプロピレンのガラス転移温度は-125℃および-10℃とかなり低いのですが,結晶性プラスチックのため,比較的高い温度でも使用可能となっております.また,耐熱性の低いプラスチックに耐熱性の高いプラスチックを混ぜて補強したり,逆に高いものに低いものを混ぜて加工性を良くしたりすることも行われているおります.
>将棋さん
生分解性の温度依存性につきましては,酵素分解を伴うかどうかで話は複雑になりますが,前述の「加水分解」に限って話を進めます.加水分解はいかに水分子がプラスチックに「食いつく」かが問題となります.プラスチックを微視的に観ると分子が揃って並んでいる「結晶」と呼ばれるところと,糸毬のごとく緩やかにこんがらがっている「非晶」と呼ばれるところがあります.そして後者「非晶」の網目の中は,隙間があるので水分子が入り込みやすくなっています.ですから,将棋さんの指摘された機械物性に優れた「結晶性」プラスチックは分解されにくいようです.温度が上がれば,プラスチック分子自体も動きやすくなるので,それだけ水分子の入り込める空隙も増え,一般的には分解性は向上すると考えられます.ただ,将棋さんのおっしゃる「融点」は,「結晶」「非晶」といった水分子の出入りする「微細構造」を反映したものと言うよりは,「結晶」の性質を反映したものなので,分解性と材料の熱物性を議論する際にはもう一つの温度特性「ガラス転移温度」に着目するのが良いかと思われます.もっとも,融点は分子同士が引き合う力が強いほど高くなる傾向にあるので,まったく関係がないわけではありませんが.
因みに,「ガラス転移温度」は産業界では「熱軟化点」として考えられているかもしれませんが,この温度以上で「非晶」の分子が動きやすくなる温度,つまり水分子のための空隙が大きく増える温度と考えられます.コンポストなどを考える際には,これら材料特性を考慮した分解条件設定が望ましいでしょう.
加えて,ゴムの生分解性につきましては個人的には疑問です.「天然」なら…という考えがおありなのかもしれませんが,前述の加水分解の過程を考えますと,ポリイソプレンは化学構造的にあまり親水性とはいえない気がします.生物進化の賜物として分解酵素が存在すれば話は別ですが,如何なものでしょうか?
最後の「微生物との親和性」と「生分解性」につきましては,前述の通り酵素反応を伴わない「加水分解」が起こることも考慮に入れるべきだと思われます.「生分解性」の「生」の字を「生物」と訳せば将棋さんのおっしゃる通りなのですが,ラジカル生成を伴うような「光分解」「熱分解」と区別して生物界の温和な環境下で酵素の存在下または無存在下での加水分解を「生分解性」と一般的には称しているように見受けられます.詳しくは管理人さんのおっしゃるようにBPSやJIS,ASTMといった規格内での定義を参照してください.
>管理人さん
御意にございます.生分解性に「時間的制約」を加えるのは規格化する際に欠かせないでしょう.JIS,ASTM,ISOといった規格に沿った試験法でOKの出たものを「生分解性プラスチック」と称するべきだと思います.一昨年より生分解性の評価が,こちらヨーロッパ規格においても取り上げられており,近いうちにISOなどの国際統一規格に格上げされるのではないでしょうか.生分解性プラスチックを用いた商品に「ISO*****取得」なんて文字の踊る日は近いのかも?
>だださん
「分子構造から生分解性とそれ以外」の件につきましては,将棋さんの意見とは相違するかもしれませんが,「加水分解」が温和な環境下で起こるか否かは,分子構造に大きく依存すると考えられます.例えば脂肪族ポリエステル(PLA,ポリブチレンサクシネート,ポリカプロラクトン)はしなやかな分子鎖骨格に加えて,分子内にエステルと呼ばれる加水分解されやすい特異的な結合を持っております.かたやPETは,エステル結合はあるものの分子鎖自体が剛直なため,水分子が近づきにくいようです.
さらに,「酵素分解」では,酵素の「口に合う」かどうかが分解の決め手になるので,分子構造はより重要になるかと思われます.PLAのL体とD体の混ぜ具合を換えた材料で分解性が異なるのは,酵素の口にD体が合わないのが原因と考えられています.「生分解性を持った一般プラ」につきましては,将棋さんの指摘された特異的な酵素を探せば可能性は無きにしもあらず.しかし,この手の酵素分解は分解速度がかなり遅いようです.
あと付け加えるならば,「分解するか否か」よりも管理人さんの主張されるような「分解速度」の概念を考慮した生分解性の評価が大事ではないでしょうか?
>Lawrence
Kat.
Shijoさん
「プラスチックを作る原点が石油化学にある以上」は,おっしゃる通りですが,中には石油からではなく再生可能な農作物や微生物から生産されるプラスチックもあります.前者の例としてはでん粉系プラスチックやPLA,後者の例としてはPHBなどが挙げられます.確かに脂肪族ポリエステルの中には石油由来の生分解性高分子もありますが,不用意に捨てられたゴミが土にかえりやすくなる点では多少なりとも効果はあるのではないでしょうか.もっとも,このうたい文句がポイ捨てを助長するようでは元もこもありませんが.
釈迦に説法になれば大変申し訳ございませんが,化学屋さんの立場で「プラスチック」を説明いたしますと,これは「熱可塑性樹脂」を指す言葉であり,原料とは無関係です.もともと「高分子」と呼ばれる材料の内にこの「プラスチック」と「サーモセット(熱硬化性樹脂)」という更に細かい分類がなされております.ですから言ってみれば天然セルロースやでん粉などもプラスチックの一種と考えられます.大方の材料が石油化学産業に支えられている「プラスチック産業」ですが,必ずしも全てのプラスチックが石油由来とは限らないことをお分かりいただけますでしょうか.
長々と書き連ねてしまいまことに申し訳ございません.学年末レポートを書き終えやっと掲示板の方もこまめにチェックできる余裕が出来そうです.
追伸)去る2月にIENICAというヨーロッパの農作物に関する組織の主催する生分解性プラスチック会議に参加してまいりました.「マタービー」のモンサントや「エコプレイ」のカーギルダウの方たちも来られて発表されておりました.どちらかと言えば学識的というよりも産業的発表が多かったように見受けられました.僅かながらブース展示もされておりましたが,デンプン系が材料の大半を占めておりました.環境啓発に関してはドイツのKassel市が,かなり勢力的に取り組まれているようなので,日本語の紹介があるかどうか存じませんが参考になりましたらどうぞ.
4月11日<木>9時0分:管理人さん
uchidaさん、Ribさん、
カキコありがとうございます。
>Ribさん
はじめまして。
技術コンサルということで、どうやら私の仕事とも遠からずのようですね。
生分解性プラの製品開発ということでは過去にもちょっと触れましたが、現状では誰もが思う展開分野から抜け出せてないですよね。
もちろんそれ自身は生分解性プラの基礎を築くという意味で非常に重要なことです。
反面、独特の物性や性質を逆手に取ったようなアイデアも時々は考えてみたいと思っています。
一種の頭の体操とでも言うのか、弱点を利点に替える柔軟な発想ですね。
かなり確信を持って言えますが、生分解性プラに詳しい方からこの手の発想はなかなか出てきません。
かく言う私も含めてですが、なまじっか生分解性プラに詳しいとどこかで何らかのヒントを得ても、半ば反射的にマイナス面を探しちゃうんです。
っと言うことで、RESという訳でもないのですが、これからもよろしくお願いいたします。
4月10日<水>9時54分:Ribさん
初めて書きこみさせていただきますRibと申します
技術コンサルをやっておりまして
生分解性樹脂に関してもその展開を模索してあがいている段階です。
(下でありました、たださんのコンサルからの怪しいメールの主は多分私です。
うそ偽りはなかったのですが、誤解をさせて申し訳ありません!
こちらの掲示板を先に見つけていればこちらから書き込みしたのですが・・・
いずれにせよご迷惑をかけました)
製品開発で生分解性樹脂を使うメリットを考えると、
いつも既存樹脂との差(価格というよりも物性)で頭を抱えてしまいます
「やっぱり農業・土木資材の切り口」というループからいかに抜け出せるかで
我々コンサルの腕も問われているのかと考えてみたりもします。
初書き込みということでこれくらいで
今後ともよろしくお願いします
4月7日<日>11時28分:uchidaさん
http://www.le-mics.net/
「点滴灌漑の補完について」B
朝日新聞村田編集委員のイスラエルの農業用水の記事(13.11.29)を引用する。
農業用水を節約する手立てはないのだろうか?国土の河半が砂漠のイスラエルでは、水を効率的に使う工夫を重ねてきた。その一つが「点滴灌漑」である。穴のあいたポリエチレンのチューブを畑に張りめぐらし、植物の根元に直接水をしたたり落とす。ドリップ式と呼ばれている。畑一面に水をまかないから余計な蒸発が起きず、水を5割から7割も節約できる。
上記の件と「グリーンプラ」の関係について次回以降触れてみたい。
4月5日<金>8時39分:管理人さん
>坂本プラスチックさん
URLが全角文字のようでリンク出来ません。
恐れ入りますが半角文字としてもう一度正しくご記入下されば幸いです。
尚、4日の投稿は数日中に削除いたしますのでご了承ください。
削除理由は投稿内容が問題なのではなく、不通リンクがあるとわざわざ調べて通知してくれるサイトがあるからです。
それも直るまでずっと・・・・^^;
4月1日<月>17時5分:有限会社オースピードリンクさん
http://www.allspeedlink.co.jp/china/china.html
こういう内容を書き込み可能かどうか、判りませんが書かせてください。
弊社は中国ビジネス事業を展開している会社です。
CHINA
WORLD
中国ビジネスサイト
http://www.allspeedlink.co.jp/china/china.html
弊社の中国パートナー企業よりの要望です。
輸出先はプラスティック再生工場です。荷物の送り先は中国の南海三山港(Nanhai
International Container Terminals Limited)と新塘港(Guang KouRoab DongZhou Wan Wharf
Xintang Zengcheng
Guangdong)です。
再生過程について写真を参考してください。
量は多ければ多いほどいいです。
運送費用と具体的な輸出方法は相談できます。中国側は政府の正式許可があります。
種類はABS,HIPS,GPS,PC,POM,LCP,PA,PPO,PBT,PET,PVC,PMMA,LDPE,HDPE,PPなど有ります。
ご気軽にお問い合わせ願います。
有限会社オールスピードリンク
今井
TEL045-2282207
4月1日<月>8時34分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-21.htm
みなさん、カキコありがとうございます。
当サイトも本日で丸2年を迎えこれから3年目に入ります。
幸い多くのみなさんからご意見や情報をいただき、この2年間に約400k分のテキストデータを記録し感謝しております。
今後もこの貴重な情報を生かすべく何とか続けて参りますので、どうかよろしくお願いいたします。
当サイト環境コラム項に「澱粉系生分解性プラその2」を追加いたしました。
今回は成形性について詳細です。
↑のリンクよりお入りください。
4月1日<月>8時31分:BARさん
皆さんがご存知の中で生分解プラスチック関係の出展がある展示会の情報を教えてもらえませんか?
5月末にビッグサイトで「エコグリーンテック」というのがあるんですが、生分解関係のウェイトはどんなものでしょうか。
去年末に「びわ湖国際環境ビジネスメッセ2001」に行ったのですが、あまり情報量としては多くなかったように思います。