群馬県最南端の山/三国山
最終更新 2001年10月25日
山頂より八ヶ岳南部を望む
埼玉県秩父と長野県佐久を結ぶ中津川林道三国峠からわずか往復30分余り。群馬・長野・埼玉の3県を分ける。
登山というよりハイキングだが標高は1800mを越えており、荒天時は要注意。
奥秩父の山々を間近に望める好展望がウリ。
西上州、そして県内最南端の山として紹介しよう。
グレード : 1 判断基準 (ルート自体はハイキングレベルだが、手を使う場面もあるため「1」とします。)
ルート : 三国峠登山口→岩場→三国山(往復)
総歩行時間(休憩含まず) : 30〜40分
登山適期 : 4月中旬〜5月下旬 及び 10月上旬〜11月中旬 (例年12月〜4月中旬頃までは林道冬季閉鎖)
地形図 : 居倉
駐車場所 : 登山口の三国峠付近に10台程度可。
注記 : 中津川林道は秩父側が約20kmのダート。路面はそれほど悪くなく、乗用車やバイクの乗り入れも多い。但し、雨後はその限りでなく、通行止めとなることもしばしば。対して佐久側は峠まで舗装済み。登山そのものより峠まで辿り着く方が大変?
ガ イ ド (2001年10月20日現在)
1.登山口は埼玉側公衆便所の右横↓。背丈ほどの笹が切り開かれ前方に道標が見える。左に滑りやすい急坂を笹に捕まりながら登ればすぐ尾根道に出られる。見下ろせば峠が眼下。
2.尾根上の道はヤブもなく明るく快適。よく踏まれていて迷う心配もない。
3.中間点付近に最初の岩場があり、岩上には新しく設置されたばかりの石柱がある。展望良好。尚、岩場自身は高さ5mほどだが登行に問題はない。この日、付近はブナの黄葉も真っ盛り。下写真ではいっけんカエデのよう?
4.第2の岩場。道を塞ぐように立ちはだかり、ほぼ垂直で高さ6mほど。しかしこちらも手がかり多く、登行に問題なし。
5.山頂は南西に開けた低い岩塊上で三角点とケルンがある。
6.展望は西から南面にかけて開け、八ヶ岳南部(↓左写真)や奥秩父の山々が一望の下。
7.眼下には梓山の集落とキャベツ畑が箱庭のよう。残念ながら西上州方面は望めないが、わずかに大ナゲシや赤岩岳方面が木の間越しに見えていた。右下写真で尖った岩峰が大ナゲシ。
8.山頂のすぐ北側にはコブがあり、左右に県境尾根と細い縦走路が伸びている。