2018年11月中旬現在 |
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登山口 |
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中止の滝 右は落口付近のアップ |
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左) 展望台の小尾根から左斜上し・・・・
右) 2本の倒木をくぐり右のスカイラインへ斜上 この倒木付近、状況からして林業の仕事道があったと思われます。 |
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左) 滝を正面から見て左上部の断崖上より 「ノ」の字に白いのが落口から落下する水流です。
右) この岩頭手前を左に越えて危険なトラバース |
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危険なトラバース点
外傾した滑りやすい足場に落ち葉が乗った状態。傾斜はきつく高さもある。立木はあるが間隔が広く届かない。赤点の立木は同じ木です。 |
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同地点の帰路に撮った写真 : 赤点は上写真と同じ木です。この木の前後から左写真手前の太い木までは特に慎重に。
ルートの実態はあまり使われてない獣道? |
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左) 危険部を通り過ぎて覗き込んだ沢筋
右) 沢に降り近くの岩上より中止の滝落口付近 右岸から落口横まで簡単に出られます。但し、言うまでもなく慎重な行動を! |
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落口右岸より 左写真で向こう側に展望台の柵が見えています。写真では望遠撮影で距離感ありませんがかなり離れています。 |
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左) 沢遡行開始
右) 一の沢出合 |
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左) 支稜の大岩に沢が塞がれると
右) 二俣はすぐ先 |
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左) 左俣
右) 右俣(本流) ほぼ確実に水が有ると言えるのはここまで。この先いつ消えるか分からないので必要に応じて補給を。 |
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右) やがて沢筋に灌木が現れ始めると源流へ |
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源流のゴーロ |
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左手に見えている西稜に乗る |
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西稜から馬酔木やシャクナゲの頂稜わずかで・・・・ |
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諏訪山山頂
よく言われていますが残念ながら展望不良。わずかに木の間から帳付山と浅間山だけ確認。
時間があれば往復1時間ほどの三笠山(下ヤツウチグラ)で大展望。 |
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15mくらい離れた北稜側に三等三角点 |
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南西稜下降 開始点付近藪っぽく見えますが快適な緩尾根の下降です。 |
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1424m標高点 |
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1334m標高点 |
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更に下り、1260m付近から右手の凹部を急下降。スリップ注意。 |
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左) 一の沢二俣
右) 本流出合より降りてきた一の沢 白杭に昭和45年の植林表示。その時代、集中的にこの付近全体が開発されたようです。 |
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帰路にトラバース点を見上げる。赤点と赤点の間が核心部です。
筆者的には用具使用なしとしたかったけど、安全性からするとやはり懸垂一気下降の方が確実なのは確か。ただ、安全な着地点にWの1ピッチで届くかは微妙かも? 写真で着地点となりそうな落ち葉の斜面もかなり急傾斜だし、その場所への登下降だって落ち葉の下がどうなってるか分からずリスクの一つには違いない。万が一の滑落先となる沢だって崖あり、大岩ゴロゴロで砂地という訳ではありません。届くなら写真左の大木付近を終了&始点としたいところ。どっちみち残置して帰りに回収となるので、シングルでの懸垂とかトラバースでの固定ロープとかその場の判断は臨機応変に。 |
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踏破軌跡(縮尺は任意)
GPSのものではありません。地図を元に筆者登山後の覚えですので、細部で異なる場合があります。 |
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ついでに、
西上州の山すべてに共通して、4mm/20m程度の細引きをいつも用意して行きましょう。荷物にならないし軽いし。
たとえば動荷重を掛けず支えやバランス補助としての静荷重なら、4mmでも一人や二人十分支えられます。もちろん落ちないこと(動荷重を掛けないこと)が前提ですが、立木でアンカーをとりつつ回収しながら横移動、場合によっては縦移動、なんてこともできなくは無い。誰でも出来ることじゃないしどこでも通用する訳じゃないけど、細引きの使い方は他にも数多あり大変便利!!
今回の予期せぬトラバース等この手の場面では、今待っている装備で安全のため何が出来るかよく考えましょう。同時に無理と思ったら潔く撤退かルート見直しも視野に!
若い時はずいぶん筆者も無茶したけど、結果目立つ事故なくここまで登山を楽しめてきたのは現実にそういう事だと思っています。・・・・っと自己満足!(笑)
余談ですが、元々このトラバースルートは予定外でした。顛末はまたそのうち。 |
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ってことで、本来予定していたルートはこちら↓
こちらは目立つ困難も無くザイル装備不要、全ルートを通じてグレード3として問題ありません。 |
先のトラバースルートは単に滝の落ち口が覗けるかな?と、倒木をくぐってすぐ右手のスカイラインへ寄り道したもの。結果思った通りだったのですが、どうせなら落ち口近くに下りたいとトラバースを決行した結果でした。
でもやはり一般には危険過ぎ!と判断し下記を追記致します。 |
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倒木をくぐってすぐ前方の稜線(西南稜)に登り、更に稜線上をちょっと登る。 |
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左) ここから右手にやや下り気味の踏み跡(獣道?猟師道?)を辿る。
右) するとまもなく一の沢出合。ちなみに出合から中止の滝落ち口まで往復20〜30分程度。 |
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最後にもう一つ余談
一般名称の無い、あるいは不明な稜線を呼ぶ時、筆者には一応のルールがあります。それは「対象となる山頂付近から見て、東西南北八方向を基準にどちらに延びてるか方向を示す」というのが基本です。また稜線途中または最後に明確な固有名詞を持つ頂や岩等ある場合、その名詞を含めて呼ぶこともあります。
本項で具体的には「西稜」「南西稜」「西南稜」等出てきますが、
「西稜」は山頂付近からほぼ西に向かって延び、「南西稜」は同じく南西に向かって延びる一義的で顕著な稜線と言えます。対して、西稜の途中から南へ延びる二義的稜線を表すため「西南稜」などと呼称する場合が出てくることになります。
ちなみに八方位では北西・北東、南西・南東のように北か南が頭言葉となった呼び方が普通で、西北、西南などという用語は本来使いません。したがって上述の西南稜の場合も、西稜途中から南に枝分かれする稜線であると言う意を示すことになります。
更に細かく十六方位では西北西・西南西などと北や南が頭に来ない方位もありますが、筆者はそこまで細かくは分類せずあくまで八方位の範囲内で呼称するようにしています。
ついでに稜線中の標高点も名も無いピークは先端からP1、P2、P3、、、、
沢では下流から一の沢、二の沢、三の沢、、、、となり、合流する沢が共に顕著な場合「二俣」ところによって「三俣」等となります。
また、稜線の小さなコブや同じく小さな涸れ沢等は通常その数に入れません。
尚、上述内容が一般的に通じるかどうかは置いといて、更に個々には多少の矛盾があるかも知れないことも含め、あくまで筆者の個人的判断による呼び方であることをご理解ください。 |
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追記更新 2019年 2月28日
新規追加 2018年11月30日 |
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