小幡峠道 (炮烙峠支線)
新規追加 2014年 4月19日
 
小幡峠
 
別項/炮烙峠(ほうろくとうげ)の支線、甘楽町小幡と藤岡市上日野を結ぶ往年の峠道。

明治期から昭和30年代頃まで記述がありながら、その後長らく地図上から消えていた小幡峠道を訪ねる。Web上ではそれまでの電子国土基本図に替わり2014年4月から「地理院地図」に新装となり、なぜか峠道下部が突然復活してびっくり!

とは言え、地図上の破線と実際のルートとはけっこう異なり、正確なトレースには高度なルートファインディング必須。そんなマニアな楽しみを残すためコメントは最小限。一応熟達者向けです!
 
地理院地図へのリンク
http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/#zoom=18&lat=36.18849&lon=138.9066&layers=BTTT
参考地図
標高500m弱を境にそれ以下は現在の地理院地図破線ルートが、それ以上の標高ではこちらの実線ルートの方が実際の峠道に忠実です。
本項画像の踏破日
2014年 1月25日
注記
今年(2014年2月)の歴史的大雪により峠道は更に荒れてる可能性があります。広葉樹林の被害はほとんど無さそうですが、植林内の状況は未確認です。ご了承ください。
 
 
登山口と作業道Uターン点
左) 旧峠道入口
右) 荒廃した作業道はUターンして左奥へ
 
下部植林内の峠道1
左) 荒廃作業道から更に荒廃した峠道へ左折
右) くの字に続く道跡が分かるかな?
 
下部植林内の峠道2 下部植林内の峠道3
左) 右下から左上に作業道を横断
右) 概ね凹状とは言え分岐も多くルートファインディング必須!
 
下部植林内の峠道4 工事中林道横断
左) 前方が明るくなってくると・・・・
右) 工事中の林道横断(急坂のため林道はこの前後のみコンクリート舗装!)
 
林道付近の峠道
左) 林道と平行に堀割状の峠道
右) ここから支尾根まで大・小無数の石柱が
 
上部植林内の峠道
左上) 石柱の多くには「三三七」の表示
左下) 見下ろすと堀割状の窪地が縦横に走り戦国時代の山城みたい!
 
702m標高点の支尾根
左上) やがて702m標高点のある支尾根が見えてくると
右上) 小鞍部に登り着く
右下) 近くには古い図根点
 
支尾根の峠道
左上) 荒廃した作業道と別れ左上へ峠道が上る
右下) やがて茶屋でもありそうな平坦地へ
 
主稜線付近作業道
左) 再び尾根を辿ると峠道をそのまま広げたと思われる別の作業道と合流
右) まもなく作業小屋が現れる
 
主稜線への峠道
左上) 作業道を左に見送り直進する峠道へ
左下) 北西斜面は伐採直後で現在展望良好
 
小幡峠
左) 登り着く小幡峠
右) 伐採地越しに荒船山〜榛名山までの展望良好!
 
稜線付近の林道
左上) 主稜線には比較的良好な林道が走り右(南)へ向かうのが峠道
右上) 左は先の作業小屋へ続く
右下) 途中左から合流する林道と合わせやがて林道奈良山線と合流
 
ルート変更された林道奈良山線
左上) 林道奈良山線を下ると
右上) まもなくガードレールの陰に往年の道しるべ
左下) 対面には梵字を掘ったような石碑
右下) 石碑前から荒廃した旧林道奈良山線を辿る
 
炮烙峠
左上) 旧林道はショートカットで現奈良山線と合流
右上) 炮烙峠
左下) 峠より秋畑方面(通行不明)
右下) 峠の林道奈良山線案内板
 
帰路は炮烙峠の主稜線を忠実に北へ辿れば小幡峠はすぐ近く。更に熊倉山から無名峠、小柏峠、天狗山と辿れば登山口へ下れます。主稜線上は一部ヤブっぽくなるけど一応の道はあり、遠く小梨峠までほぼ忠実に稜線を辿ります。但し、道標類は朽ちかけた熊倉山山頂標識が有るのみで、それも今年(2014年2月)の大雪でどうなったことか?
西上州経験者ならば小柏峠までは問題ないとして、それ以降は稜線を辿ってるつもりが・・・・ここはどこ?なんて場所が数カ所。いずれにしろ地図必須、峠道同様ルートファインディングを要します。

参考ルート こちら
 
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