下仁田町最高峰/白髪岩 |
こちらは99年Web初出時のアーカイブです。最新はこちら をご覧下さい。 |
西の肩よりツツジ類の毒々しいほど蛍光色が見事な紅葉 |
赤久縄山・稲含山周辺は上野村の県境部を除き、西上州の屋根とも言うべき1500m峰がそびえる。 今回はNo.13のJPから更に足を延ばし、1kmほど南西に位置する下仁田町最高峰「白髪岩」を訪ねる。 山頂には東峰に「原三角測点」があるが、現在の国土地理院地形図からは表記が消えている。 樹林の山頂から西の肩に移動すれば、御座山や八ヶ岳を正面に展望が素晴らしい。 尚、赤久縄山は藤岡市と神流町、JPは甘楽町、白髪岩は下仁田町最高峰であり、甘楽郡2町1村の最高峰である。 |
グレード(個人評価) | H 1 2 3 4 5 U / 判断基準 危険性は高くありませんが、一部ルートを間違いやすいという意味でグレード変更しました。 |
ルート | 一の鳥居登山口→大欅→鞍部の分岐→JP→白髪岩(以下往路を戻る) |
総歩行時間(休憩含まず) | 4時間程度。但し踏跡を見失うとその限りでない。 |
登山適期 | 3月中旬〜5月中旬 及び 10月中旬〜12月中旬 |
地形図 | 下仁田&神が原 |
駐車場所 | 一の鳥居登山口より100m程手前に3〜4台可。 数百m手前の本来の登山口「神の池」付近にも7〜8台OK。 下仁田側では鳥居峠に15〜20台程度OK。 |
注 記 | 熊目撃注意!! このルートもNo.13ルート同様決して一般的とは言えない。JP山頂付近ではやや時間は経過しているようだが上写真のようなキジ場も発見。後日白髪岩山頂付近では熊も目撃し、熊よけの鈴などは必需品。 山頂付近の岩場で、冬毛も美しい薄クリーム色のテンに1分ほども至近距離で威嚇されてしまった。付近を荒らさないよう、また出逢っても可愛いからと食べ物など与えたり残したりしてはいけない。十分注意のこと。 |
ガ イ ド (99年10月30日現在) |
一の鳥居登山口までは甘楽町那須から「林道稲含高倉線」に入る。登山口わずか手前の駐車スペースに車を止め、中写真の道を登れば一の鳥居となる。一の鳥居から左へ秋畑稲含神社/大欅方面へ。 鳥居峠詳細は こちら 参照 |
一の鳥居からわずか1分足らずで大欅分岐(左写真)。右は秋畑稲含神社から稲含山頂方面。ルートは左に大欅方面へ稲含山南面の巻き道に入る。うっかりしてると気づかない大欅は一見の価値あり(中&右写真)。途中多少の枝道もあるので注意を要する。 |
巻き道は分岐付近の一部で伐採地化されてしまったが、多くはまだまだ豊かな木々に囲まれた静かな道。やがて小さな峠状部を乗越し檜植林となれば縦走路との合流も近い。 中写真で縦走路と合流し薄い笹の道となるが、部分的には右写真のように背丈前後の高さとなりルートファインディングに注意。 |
下仁田側の巻き道からJP上で尾根上にり(左写真)、続く1461m峰を右に巻きこの付近からやや不明瞭となる。回り込むと落葉松の植林となり、古い林道のような道は下草も無く見通し良い。やがて凹状地付近からまた道が怪しくなるが、尾根を大きく外さなければ問題ないだろう。この付近特に帰路では迷いやすく、なにげに歩いていると北西への支稜に導かれやすく注意。 間もなく緩い登りから右に巻き始め、矮性の笹原状(中写真)となればもう左上は目指す白髪岩山頂付近。特に目立つ登路はなく登りやすいルートをとれば右写真の山頂へ着く。振り向くと原三角測点の標柱が大きい! |
展望のない山頂からわずかに西に下れば岩場の好展望地に出る。南西面を中心に山頂側を除く広い範囲で開け、奥秩父や八ヶ岳、浅間山等が美しい。鮎川源流を挟んだ対岸には御荷鉾スーパー林道が近い。 右写真は稲含山頂からの白髪岩(右奥)。 |
新規追加 1999年11月12日 |